2012年12月17日、日本の第46回衆(zhòng)議院議員総選挙の結(jié)果が出た。集計(jì)結(jié)果では全480議席中、自民黨が294議席を獲得して大勝した。民主黨はわずか57議席で、野田佳彥首相は民主黨慘敗の責(zé)任をとって代表辭任の意向を表明した。総選挙後、自民黨は右傾化の暗雲(yún)の立ちこめる日本をどの方向へ引っ張っていくのか？日本の次期政権は客観的、公正に歴史に向き合えるのか？緊張深まる周辺國(guó)との関係をどう処理するのか？世論はこれらの點(diǎn)に注目している。

【その他の寫真】

■低い投票率、3年前より10ポイント減

ある50代の男性は「投票に間に合ってとてもよかった。自民黨に投票した」と語(yǔ)った。民主黨は実行力がないうえ、日中関係を悪化させたからだと言う。別の30代の男性は「今回は政黨が非常に多いうえ、多くの政策が非常に似通っている」と指摘。投票締め切りの1時(shí)間前になってようやく自民黨への投票を決めたという?！杆握hと比べ自民黨は執(zhí)政経験が豊富で、各分野の人材もいる?，F(xiàn)在の複雑な內(nèi)政と外交上の苦境を解決できるのは自民黨だけだと信じている」と話している。総務(wù)省の発表によると、今回の投票率は約59％で、3年前の総選挙を10ポイント近く下回った。

■憲法改正を主張、自衛(wèi)隊(duì)を國(guó)防軍に

今年選挙権を得たばかりの20歳の大學(xué)生、高橋さんは日本共産黨に投票した。自民黨と日本維新の會(huì)による憲法改正の企てを牽制する役割を期待したという。投票所の外で、ベンチで休んでいた91歳と84歳のおばあさんに出會(huì)った。2人は、3年前は民主黨に投票したが、民主黨は自民、公明両黨と一緒に消費(fèi)稅増稅法案を可決し、年金暮らしの人々をさらに苦しくしたため、今回は日本未來(lái)の黨に投票したという。

勝利した自民黨は內(nèi)外政策を調(diào)整する。自民黨は安保?外交面では日米同盟の強(qiáng)化を基礎(chǔ)とする外交を展開し、集団的自衛(wèi)権を行使し、憲法を改正して自衛(wèi)隊(duì)を國(guó)防軍に改稱し、海上保安庁の人員?裝備?予算を拡充して、尖閣諸島（中國(guó)名：釣魚島）の実効支配を強(qiáng)化することを主張している。

■政策の行方、世界各國(guó)が緊密に注視

ニューヨーク?タイムズは自民黨勝利の原因について「民主黨は原発事故への対応が不適切で、前回選挙時(shí)の公約を果たせなかったし、他の新黨も信頼性に欠けた」と分析?！?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=安倍晉三'>安倍晉三氏が日本國(guó)憲法改正など日本を極右の道に引っ張った場(chǎng)合、民衆(zhòng)はすぐに反対に回るだろう」との専門家らの警告を伝えた。

ロイター通信は「選挙時(shí)の安倍晉三氏の発言は強(qiáng)硬だが、自民黨が総選挙で勝利した場(chǎng)合、中國(guó)との深刻な衝突の発生を回避する」と指摘?！竿饨徽撙司à工胱悦顸h議員は『領(lǐng)土問題での姿勢(shì)は強(qiáng)硬だが、安部政権は中國(guó)との関係を改善し、両國(guó)関係を一層実務(wù)的なものにすることを望んでいる』と示唆した」と報(bào)じた。

一方、英BBCウェブサイトは「安倍晉三氏は選挙時(shí)の自らの約束を果たすべく努力するだろう。すなわち日本の軍事力と國(guó)防を強(qiáng)化し、中國(guó)と真っ向から対立することだ。安倍氏はかつて、當(dāng)選した場(chǎng)合、自らの政権は尖閣諸島（中國(guó)名：釣魚島）への恒久的施設(shè)の建設(shè)を検討するだろうと表明した」と報(bào)じた。

■やむを得ない選択（論評(píng)）

楊伯江（ヤン?ボージアン、中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所）

日本の民衆(zhòng)が自民黨を選択したのは、1つには自民黨が好きだからではなく、民主黨政権の3年間の失敗に対する反発だ。概算統(tǒng)計(jì)は、投票率が高くない中で民衆(zhòng)が自民黨を選択したのは、実はやむを得ない選択だったことを示している。もう1つは、有権者の関心のポイントと関係がある。民衆(zhòng)は景気回復(fù)を最優(yōu)先事項(xiàng)にすべきだと考え、雇用と生活の質(zhì)の改善を期待している。古株の與黨である自民黨は一定のガバナンス能力を持ち、その宣伝スローガンに民衆(zhòng)は引きつけられた。

廉徳瑰（リエン?ダーグイ、上海國(guó)際問題研究院アジア太平洋研究センター副主任、研究員）

日本の衆(zhòng)議院選挙の結(jié)果が発表され、自民黨が勝利し、民主黨が敗北した。政権は両黨間で交代する。だが政局の変化の背後には、変わらない要素も依然存在する。政黨は依然として劣った中からましなものを選ぶものであり、政治屋は依然として右傾保守であり、政策は依然として揺れ動(dòng)いて定まらない。自民黨は今回捲土重來(lái)したが、決して面目を一新してはいない。右傾保守は日本を救えない。政策の揺れは有権者が戸惑うだけでなく、隣國(guó)の信頼も失う。長(zhǎng)く続けば、短命內(nèi)閣の悪循環(huán)から抜け出せない。

呉懐中（ウー?ホアイジョン、中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所）

間もなく就任する日本政府の指導(dǎo)者は直面する各方面の試練に対してはっきりした認(rèn)識(shí)を持つ必要がある。長(zhǎng)期的な経済衰退により、日本國(guó)內(nèi)は沈滯しきっている。

現(xiàn)実的意義から言えば、日本は國(guó)內(nèi)経済の振興、民生改善、財(cái)政赤字削減などの面で、中國(guó)など新興市場(chǎng)國(guó)の牽引力に頼らなければならない。日中間の貿(mào)易?投資額は2011年に3000億ドル（約25兆円）を超えた。日中関係の改善は日本政府が國(guó)內(nèi)経済の苦境から脫するうえで、要となる意義を持つ。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/NA?編集/內(nèi)山）