2020年4月15日、臺灣紙?自由時報電子版は、世界的に新型コロナウイルスによる死者が増える中で、ベトナムがこれまで死者を出していない理由を紹介する記事を掲載した。

記事は、中國に隣接するベトナムではこれまでに新型ウイルスの感染確認者が300人に満たず、なおかつ死者が1人もいないという、アジアの中で際立って良好な狀況にあると説明。その要因について、ドイツの通信社が4つのポイントを挙げて分析したことを紹介した。

まずは、「初動體制が非常にスピーディーだったこと」とし、中國での感染が始まった1月初旬にはすでに1回目のリスク評価を?qū)g施し、全國的な予防?コントロール指導委員會を立ち上げて全國的な貿(mào)易計畫を立てていたとする、WHO（世界保健機関）ベトナム駐在代表の話を紹介している。

次に、「感染を物理的に遮斷する措置も早かったこと」を挙げた。1月には各種學校を相次いで閉鎖し、3月16日には大規(guī)模な隔離措置を?qū)?、?5日には國際線の運航禁止令が出され、4月には全國的な封鎖に踏み切ったという。

3つ目は、「規(guī)定違反者に対する?yún)椓P化」だ。マスクをしなかったことで他人にウイルスを伝染させた場合、最高で12年の懲役刑という厳罰を設けた。3月10日にはマスク裝著を拒否した男が禁固9カ月の判決を受けたという。

そして4つ目は、「ベトナム國民の団結(jié)力の高さ」とし、ベトナムの経済學者グエン?バントラン氏が「両親が言うには、ベトナム戦爭終結(jié)以降、ベトナム人がこれほど服従、団結(jié)し規(guī)律を守ろうとしているのは初めて見たとのことだ」と語ったことを紹介した。（翻訳?編集/川尻）