北京市の地方出身者、收入の50?70%が家賃に消える―中國

Record China    2012年12月19日(水) 14時55分

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17日、急激な高騰を見せている北京市の不動産市場を背景に、中國のラジオチャンネル「中國之聲」はこのほど、多くの非北京市戸籍所有者の收入の50?70%は「家賃」に消えていると報道。寫真は北京市大興區(qū)にある不動産。

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2012年12月17日、一夜で300萬元(約3900萬円)の値上がりなど、急激な高騰を見せている北京市の不動産市場を背景に、中國のラジオチャンネル「中國之聲」はこのほど、多くの非北京市戸籍所有者の收入の50?70%は「家賃」に消えていると報道。家賃は上昇しても、給與は上がらず、市民の負擔がますます重くなっており、生活の質(zhì)が下降している。中國國営のラジオ局?中央人民広播電臺のウェブサイトが報じた。

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家賃が高騰している原因に関して、北京市の不動産仲介大手「中原地産」市場研究部の張大偉(ジャン?ダーウェイ)総監(jiān)は、まず不動産価格が高騰していることを指摘?!覆粍赢b投資家の多くが投資収益を求め、不動産価格が高騰していることを背景に、家賃を引き上げている」という。また、需要と供給という観點から見て、北京市のような大都市では、「地方出身者の継続的増加に伴う住宅需要の拡大や、投機?投資性の不動産購入に対する政府の規(guī)制策も家賃を押し上げる要因となっているという。

また、政府の規(guī)制により、商品房(分譲住宅)の取引成立件數(shù)が減少したことにより、同市內(nèi)の一部の不動産仲介業(yè)者は転貸(てんたい)などの手法により、利益を確保しようとしていることも挙げられる。以前なら、仲介料で利益を稼いでいた仲介業(yè)者が、家賃の差額を利益としているのだ。

北京市、上海市、広州市などの大都市の家賃高騰は小都市よりも急速に進む。張総監(jiān)は「今後、公租房(中低所得者向け賃貸住宅)の供給により家賃の『急激な高騰』には歯止めがかかるかもしれないが、現(xiàn)狀からして、家賃を高騰させている要素が引き続き存在すると見られるため、上昇傾向は続く」と分析している。

また、中國社會科學(xué)院の曹建海(ツァオ?ジエンハイ)研究員も、家賃の高騰が近年急激に進んでいる主な原因として、借り手が継続的に増加し、供給が需要に追い付いていないことを挙げる。ただ、さらに重要な原因として、「不動産仲介業(yè)者のマネーゲームや家賃吊り上げ工作」を指摘?!讣屹U高騰の問題を解決するためには、まず不動産仲介業(yè)者に対する規(guī)制から著手するべき」と指摘している。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/內(nèi)山)

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