2012年12月16日に行われた日本の衆(zhòng)議院議員総選挙で、安倍晉三氏を黨首とする自由民主黨が政権を奪還したことで、ロシア科學(xué)院極東研究所の専門(mén)家は「今後の日中関係は悲観的なものになる」と語(yǔ)った。露通信社ノーボスチ(中國(guó)語(yǔ)版サイト)の18日付の報(bào)道。

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同研究所日本研究センターのワレリー?キスタノフ主任は、「安倍氏は骨の髄までタカ派であり、そのことを本人自身も隠そうとしていない」とし、日中関係の早急な改善に著手することは予想されるが、領(lǐng)有権が爭(zhēng)われている尖閣問(wèn)題では引き下がることは絶対にあり得ないと指摘した。

かつて首相在任時(shí)には靖國(guó)神社を參拝しなかった安倍氏だが、10月に「首相任期中に靖國(guó)神社を參拝できなかったのは痛恨の極みだった」と発言。自民黨総裁として靖國(guó)を參拝しており、歴史問(wèn)題でも強(qiáng)硬な姿勢(shì)を貫くことが予想されるとしている。また、安倍氏のタカ派的な主張は、周辺諸國(guó)から軍國(guó)主義を強(qiáng)める意思だと受け止められる可能性があるほか、政権奪還後は対中強(qiáng)硬派な立場(chǎng)を取り続ける人物だろうと見(jiàn)られているという。

17日、中國(guó)外交部の華春瑩(ホア?チュンイン)報(bào)道官は定例記者會(huì)見(jiàn)で日本の衆(zhòng)院選の結(jié)果について言及し、「中國(guó)は日本との平和かつ安定的な協(xié)力関係を望む。これは雙方の國(guó)益とアジアの平和的発展に不可欠」という主旨の発言をしているが、キスタノフ氏は、「これは諸外國(guó)の政権交代時(shí)によく使われる常套句のようなものであり、決して中國(guó)の対日姿勢(shì)を緩和させるとの表明ではない」と分析している。

尖閣問(wèn)題が未だ解決されていないままだが、安倍氏が再び政権を握り、中國(guó)でも時(shí)をほぼ同じくして指導(dǎo)部の世代交代が行われる。雙方ともにより強(qiáng)硬な外交姿勢(shì)を取ることが予想されることから、「日中間の軋轢が緩和される見(jiàn)通しは未だまったく立っていない」とキスタノフ主任は指摘している。（翻訳?編集/岡田）