2012年12月17日、中國は経済発展や國際社會(huì)での存在感拡大を背景に著々と軍事力を高めていると考えられているが、海事に限れば、人民解放軍海軍の現(xiàn)狀は海上航行の安全確保や外的攻撃の阻止を中心とするもので、海上の覇権を握るようなレベルに達(dá)していないという。中國?環(huán)球時(shí)報(bào)が18日付で、國際関係?防衛(wèi)関係専門ニュースサイトからの引用として伝えた。

【その他の寫真】

周辺諸國との領(lǐng)海問題を抱える中國。中國政府は現(xiàn)在、海軍を強(qiáng)化することで周辺地域的における発的な衝突に備えているかのように見える。しかし、長期的な観點(diǎn)に立つと、中國の指導(dǎo)者はおそらく、海軍の位置づけ確定できていないだろう。中國の海事戦略は一貫して、米國の姿勢に左右されてきた。米國がアジア地域に対する干渉を続けるかどうか、さらには、一部分の戦略的なエリアを中國に譲る気があるのかどうかにかかっている。

中國政府の海事戦略は従來、「石油輸入ルートの安全確?！工取概_(tái)灣情勢への対応」という2つのテーマがあった。しかし近年は、3つ目のテーマ「領(lǐng)有権爭いにある海域での、未開発資源の保護(hù)」が大きく浮上してきている。1950年代以降、人民解放軍海軍の役割は、受動(dòng)的な國土防衛(wèi)の色合いが非常に強(qiáng)かったが、80年代中期以降、前出のような新たな方向性が加わった。國防は依然として海軍の中心任務(wù)であるが、臺(tái)灣情勢への対応、海上輸送ルートの確保、近海の海洋資源保護(hù)が最重要事項(xiàng)となった。今後はその目標(biāo)が遠(yuǎn)洋にまで広がっていくこととなるかもしれない。

海軍への投資は潛水艇に対するものが大部分。海上艦隊(duì)に対しては、近代化や開発は実施されているものの、數(shù)量的増強(qiáng)はほとんど行われていない。このことは、海軍の主要な目標(biāo)が強(qiáng)力な阻止能力を確立することにあり、海上の覇権を奪うことにはないことを表している。

中國は軍艦建造で世界最多を誇る國のひとつではあるが、軍事力では依然として米國より相當(dāng)の後れをとっている。従って、臺(tái)灣や米軍の保護(hù)下にある東南アジア諸國に対し、中國政府は“冷戦式な”対応をせざるを得ない。東南アジアの戦略的情勢が変化するまでは、中國が「海洋強(qiáng)國」たるには不明瞭な立場にあることを意味している。（翻訳?編集/HA）