2012年12月20日、日本の再度の首相交代に人々はみな注目している。安倍氏は6年前の「氷を砕く」演目を再演できるのだろうか？自民黨政権は日中関係、日米関係にどう向き合うのだろうか？日本は「憲法改正」「復(fù)興」など政治、経済の難題にどう対処するのだろうか？日本はどこへ向かうのだろうか？（文：庚欣?日本JCC新日本研究所副所長(zhǎng)。環(huán)球時(shí)報(bào)掲載）

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安倍首相は自らの性格と外部環(huán)境による二重の制約を受ける。安倍氏の政治的性格には3つの特徴がある。第1に「気迫がある」。これはその出身、経験と関係がある。6年前の「氷を砕く」および後の斷固たる辭任はともにその「思い切った行動(dòng)力」の証左だ。第2に「時(shí)勢(shì)をわきまえている」。安倍氏は頑迷な教條主義者ではない?，F(xiàn)実を直視する彼の視線は、保守的色彩によって遮られてはいない。第3に「経験がある」。日本では一度退陣した首相が再び高得票で再選されるのは1948年の第2次吉田內(nèi)閣以來64年ぶりだ。

だが安倍氏が6年前の「氷を砕く」を同じように再現(xiàn)するのは難しいだろう。今日の日本の國(guó)情と民意、中國(guó)の実力ともめ事、米國(guó)の狀況と戦略は、いずれも當(dāng)時(shí)とは大きく異なるからだ。たとえ「氷を砕く」意志があっても、國(guó)內(nèi)外の要素に足を引っ張られ、本腰を入れるのは難しい。だが選挙戦時(shí)ほど強(qiáng)硬にもならないだろう。悪化と勝負(fù)に出ることは日本の國(guó)情と民意にもっと沿わないだろうし、米國(guó)が日本の危険なゲームに付き添うこともない。

安倍政権は様々な制約を受ける。まず、日本の政治と社會(huì)は最近、保守化傾向を強(qiáng)めている。石原氏が代表を務(wù)める日本維新の會(huì)は54議席を獲得した。これは內(nèi)閣不信任案および予算関連法案を単獨(dú)提出できる數(shù)であり、自ずとこの面で制約が強(qiáng)まる。安倍氏は本來保守勢(shì)力の代表的人物であり、日本の右傾化をやすやすと推し進(jìn)める可能性がある一方で、実務(wù)的な道への回帰を妨害させないように保守派を説き伏せ、抱き込む可能性もある。

次に日中関係の二方面圧力だ。日中の政治面の緊張関係から、安倍氏は必要な対応をせざるを得ない。日中の力関係は以前とは一変しており、安倍氏は6年前と全く違う感じを受けるだろう。一方で日中は経済貿(mào)易面で強(qiáng)く依存している。安倍氏が3％の経済成長(zhǎng)を達(dá)成するには、「中國(guó)の急行列車」に相乗りするしかまず道はない。日中関係のこうした二重性は安倍氏の政治家人生全體に伴隨し、かつ日本政府の政策の方向性を制約する。

最後に米國(guó)の制約だ。米國(guó)は「アジア太平洋回帰」以降、日本への満足を深めているようだが、依然大きな懸念を2つ抱えている。1つは安倍氏の高得票での首相就任と石原氏の「國(guó)政復(fù)帰」が「米國(guó)製憲法」の収縮、さらには日本における米軍のプレゼンスへの影響を招きうることだ。もう1つは日本と中國(guó)の衝突の激化によって、米國(guó)が後始末をすることになり、米中開戦か戦略的退卻かの選択を迫られることだ。米國(guó)にとって危険を回避するために最も有効なのは、安倍氏を直接制約することだ。

捲土重來した安倍氏と物騒で不安定な日本は、政治?経済の力が合わさって形成されたこうした囲いの中で踴ることしかできない。これは日本の國(guó)情がそうさせるのであり、安倍氏の政治的宿命でもある。日本の「毎年の首相交代」は安倍氏から始まった。彼が今後、この「走馬燈」式の政治混亂を終わらせられるかどうかは、まだ観察が必要だ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/TF）