2019年1月7日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）によると、マレーシアのアセアン?ポストは6日、「『ゼロドルツアー』の中國(guó)人観光客は來ないで」とする記事を掲載した。

いわゆる「ゼロドルツアー」とは、中國(guó)系旅行會(huì)社が中國(guó)人向けに旅行費(fèi)用を無料またはほぼ無料にする代わりに旅行先の寶石店などで高値で買い物をさせて利益を確保するツアーのことだ。

記事はまず、「のどかな島の楽園に降り立った中國(guó)人観光客の大群の騒がしさは、歐米諸國(guó)から來たより文明的な旅行客を怖がらせている。地元の観光産業(yè)は、彼らを呼び込むために多くの資源を費(fèi)やしてきたが、得られる利益はほんのわずかだ。その元兇が、中國(guó)系旅行會(huì)社が運(yùn)営するゼロドルツアーだ」と指摘した。

記事は続けて、「こうしたツアーは『強(qiáng)制ショッピングツアー』として知られている。観光客がショールームに何時(shí)間も閉じ込められることは珍しくない。観光客が入店を拒否すれば、追加の旅行料金を求められる」とし、「中國(guó)政府は2013年、香港とマカオでこの慣行を禁止したが、一部の旅行會(huì)社はその禁止令を無視している。タイ政府は2016年、年間20億ドル（約2100億円）もの稅収の損失が見込まれるとして、ゼロドルツアーを締め出すことを決定した」と伝えた。

一方で、「ゼロドルツアーは、受入國(guó)にはとても価値が低いものであるにもかかわらず、中國(guó)人観光客の流入は依然として航空會(huì)社やホテル、レストランに多くのビジネスを提供している」とし、「國(guó)連世界観光機(jī)関（UNWTO）によると、中國(guó)人観光客は國(guó)際訪問客による総支出の20パーセント以上を占めており、彼らの1日當(dāng)たりの平均支出額は非中國(guó)人観光客の2倍に上る」とした。

記事は、「ベトナム政府も、タイと同様に、ゼロドルツアーの摘発に動(dòng)いている。低質(zhì)なサービスや體験が國(guó)のイメージを悪くすることを懸念している。2017年には地元の人が立ち入ることができない約15の『秘密の店』を閉鎖した」と紹介した上で、「ゼロドルツアーをなくすことは難しいかもしれない。だがますます多くの中國(guó)人観光客が、より洗練されたツアーや個(gè)人旅行を好むようになってきている」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/柳川）