どうして月の裏側(cè)まで行かなければならないのか?―中國(guó)メディア

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版    2019年1月9日(水) 9時(shí)20分

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中國(guó)の無(wú)人探査機(jī)「嫦娥4號(hào)」が北京時(shí)間3日午前10點(diǎn)26分、月の裏側(cè)の軟著陸に無(wú)事成功した。探査機(jī)が月の裏側(cè)へ著陸したのは世界で初めてとなり、月の裏側(cè)と月面ステーションから中継衛(wèi)星を経由した通信も初めて実現(xiàn)している。寫(xiě)真は月。

中國(guó)の無(wú)人探査機(jī)「嫦娥4號(hào)」が北京時(shí)間3日午前10點(diǎn)26分、月の裏側(cè)の軟著陸に無(wú)事成功した。探査機(jī)が月の裏側(cè)へ著陸したのは世界で初めてとなり、月の裏側(cè)と月面ステーションから中継衛(wèi)星を経由した通信も初めて実現(xiàn)している。月は自転と公転の周期が同じであるため、人が見(jiàn)ているのは常に月の正面?zhèn)趣趣胜搿?959年に舊ソ連の無(wú)人月探査機(jī)「ルナ3號(hào)」が世界で初めて月の裏側(cè)の不鮮明な寫(xiě)真を撮影してから、今回の「嫦娥4號(hào)」の月の裏側(cè)への著陸成功まで、人類(lèi)による月の裏側(cè)の探索は続けられてきた。では、人類(lèi)はなぜ月の裏側(cè)を探索する必要があるのだろうか。

月の自転周期と、月が地球の周りを回る公転周期はほぼ等しく、地球の潮汐力の影響を受けていることから、地球の強(qiáng)い引力に引かれ、月は常に同じ面を地球に向けている。そのため、人類(lèi)が地球上から見(jiàn)ているのは常に月の正面となり、月の裏側(cè)は永遠(yuǎn)に見(jiàn)ることができない。さまざまな月探査機(jī)が撮影した寫(xiě)真を見(jiàn)ると、月の裏側(cè)は美しいものとは言えず、隕石などの衝突によるクレーターの數(shù)が月の正面よりも多く、至る所に密集した「あばた面」となっている。また、月の裏側(cè)には「シワ」も多く、谷間や峽谷、崖が多く見(jiàn)られる。一方、月の正面?zhèn)趣舷鄬澋膜似教工蕡?chǎng)所が多くなっている。さらに、月の裏側(cè)の地球の地殻に相當(dāng)する月殻は正面?zhèn)趣缺趣伽品趾瘠胜盲皮い?。月殻の厚さが異なる原因はこれまでもさまざまな説が唱えられてきたが、いまだに天文學(xué)界における未解決の謎のままだ。

1950年代から、探査機(jī)が月に発射された回?cái)?shù)は100回以上を數(shù)える。しかし、著陸後に探索が行われることは、月の裏側(cè)では今まで1度もなかった。そのため、今回の「嫦娥4號(hào)」著陸は人類(lèi)史上初の試みとなった。

月の裏側(cè)に著陸した 「嫦娥4號(hào)」は、他にも多くの科學(xué)的目的を擔(dān)っている。月にはクリープ性地質(zhì)と、斜長(zhǎng)高地巖地體、南極エイトケン盆地の3大地質(zhì)構(gòu)造がある。前の2つの地質(zhì)構(gòu)造は米國(guó)と舊ソ連はすでに視察?探索を行っているが、南極エイトケン盆地については近距離での探索がこれまで1度も行われていない。そのため、このエリアの探索は今回が初めてとなり、數(shù)多くの科學(xué)的な新発見(jiàn)が期待されている。

月の裏側(cè)に行くのにはもう1つ非常に重要な理由がある。それは、低周波電波観測(cè)の実施だ。この目標(biāo)は、天文學(xué)者たちが夢(mèng)にまでみた分野であり、今回はこの低周波による電波観測(cè)という天文學(xué)分野における空白を埋めることになる。シールド効果の関係で、地球表面では低周波電波の観測(cè)を行うことができず、また月の正面は地球の磁場(chǎng)環(huán)境から影響を受けるため、低周波電波の観測(cè)効果も理想的ではない。一方で、月の裏側(cè)は磁場(chǎng)環(huán)境からの影響を受けないため、最適な観測(cè)場(chǎng)所とされている。もし、この自然の地形に望遠(yuǎn)鏡を設(shè)置できれば、天文臺(tái)をそのまま月の裏側(cè)に運(yùn)んだような効果を発揮することができるようになる。

■宇宙関係者の髪はフサフサ?

人々が月の裏側(cè)の映像に注目している中、一部のネットユーザーたちはなぜか別のことに注意を傾けていた。それは西安衛(wèi)星観測(cè)コントロールセンター佳木斯スペースステーションの第一線で働くエンジニアたちのフサフサの髪だ。

この現(xiàn)代の若者たちにとって最も差し迫っている話題はすぐさまSNSに投稿されることとなった。そしてその投稿に多くの「薄毛に悩む」ネットユーザーたちは、「第一線の研究者たちは若く、髪の毛もまだふさふさ。知識(shí)も技術(shù)もあり、まさに現(xiàn)代のお手本だ」や「第一線の研究者たちは、全員が禿げているわけではない。若くて仕事ができる上、ふさふさの髪の毛があるのは本當(dāng)にうらやましい」などとコメントした。

こうした奇妙なコメントが続く中で、話題の的を再び月に戻そうと試みたネットユーザーもいた。彼らは 「嫦娥4號(hào)」の月探査機(jī)の公式微博の名前が今も「嫦娥4號(hào)月探査機(jī)」のままであることを発見(jiàn)し、「月探査機(jī)はもう月の著陸に成功したのに、まだ正式名をつけないのはなぜ?」とコメントした。

そのコメントにはすぐに別のネットユーザーから回答が得られた。その回答とは、「研究者たちがどうやってふさふさな髪を保っているかこれで理解できたよね?」「研究者たちは、正式名を考えるなんて禿げるようなことはしない。フサフサの髪を保つため、順?lè)à?、2、3、4番でいいってこと」といったものだった。そしてその數(shù)日後、「嫦娥4號(hào)月探査機(jī)」の名前の一般募集の結(jié)果が発表された。結(jié)果はネットユーザーたちの予想が的中し、順?lè)à辘巍赣裢?號(hào)」と名付けられた。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/TK)

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