2019年1月7日、華夏時(shí)報(bào)網(wǎng)は、日本と中國の病院のトイレの違いについて比較した。

記事はまず、人民日報(bào)が「トイレにトイレットペーパーがないのは悲慘なことだが、あるところではトイレにトイレットペーパーがないことが常態(tài)化しており、ある方が珍しい。それは病院だ」と報(bào)じたことを紹介。これにより、人々は「公立病院にトイレットペーパーを置くことはできないか」と考え始めたという。

この件について、ある病院の院長は「トイレットペーパーは底なし沼。人がこんなにも多く、民度の低い人はトイレットペーパーを持ち去ってしまう。どれだけ置いても足りない」と述べた。記事は「病院全體の環(huán)境改善を、トイレットペーパーというささいなところからなぜ始めないのか」と疑問を呈した。

中國でも、一部の病院ではトイレの環(huán)境問題に注意を向けるようになっており、トイレットペーパーや蛇口、個(gè)室のフックなどの細(xì)部で改善がみられるという。しかし、大きな病院では患者數(shù)が非常に多く、サービスの質(zhì)にかかわらず患者は「生きるために」やってくるため、「細(xì)部に至らない點(diǎn)があっても病院の存続には何ら影響を與えない」としている。

その上で記事は、「日本で治療を受けたことのある人は、われわれとの醫(yī)療環(huán)境にどれだけ大きな差があるかを知っている」と紹介?！溉毡兢尾≡氦违去ぅ欷稀⒖皮搐趣水悿胜朐O(shè)計(jì)となっており、安全性と機(jī)能性が考えられている」と伝えた。

例として、「小児科のトイレは鮮やかな色彩で便器も小さく、子どもが使用しやすくなっている」「肛門科では痔や手術(shù)前後での使用を考慮して溫水洗浄便座が備えられている」「高齢者の多い神経科や整形外科では、移動しやすく転倒防止の設(shè)備が備わったトイレになっている」などと紹介した。

このほか、日本の病院のトイレは取っ手の高さや照明、標(biāo)識の色、操作性などがよく考えられており、荷物置きや緊急呼び出しボタンなどもあること、消臭、センサー式の蛇口、消毒液などの面でも配慮があり、「日本でトイレに行くことは一種の楽しみといえる」と日本の病院のトイレを稱賛した。

記事は最後に、「設(shè)計(jì)はハイテクというわけではないが、日本の病院の患者の立場に立った心のこもったサービスによって、患者は『自分は大切にされている』と感じることができる。このような環(huán)境で治療を受けられれば気分も良くなり、醫(yī)師と患者の関係も自然と良くなる」と結(jié)んだ。中國の病院では醫(yī)師と患者のトラブルが頻発しているという。（翻訳?編集/山中）