2012年12月22日、重慶晨報(bào)は記事「重病の赤ちゃんを救うために走ったパトカー、高速道路で誰も道を譲らず」を掲載した。

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18日、重慶市巴南區(qū)の高速道路料金所で、警察官の王翔（ワン?シアン）さんは一組の夫婦に話しかけられた。女性の胸には小さな赤ちゃんが抱かれている。その赤ちゃんが重病にかかったため、一刻も早く市內(nèi)の病院にいかなければならないという。

涙ながらに頼む夫婦に王さんは快諾。サイレンを鳴らしパトカーを走らせた。が、折悪しく高速道路は渋滯。しかもサイレンを聞いても誰も道を譲ろうとはしない。そればかりか緊急車両通行用の路肩部分まで車がびっしり埋まっていた。

渋滯さえなければ普通の車でも30分あれば十分つく距離だと言うが、結(jié)局、到著まで40分がかかった。到著時(shí)、すでに赤ちゃんに命の兆候はなく、必死の救命治療が続けられたが、その晩に死亡を診斷されたという。

今月7日、北京市でも同様の事件が起きたばかり。救急車のサイレンを聞いても誰も道を開けようとはせず、「中國人の道徳はどこに消えたのか」と嘆く報(bào)道が相次いでいる。その矢先に繰り返された悲劇となった。（翻訳?編集/KT）