コーヒー文化の臺頭で中國の茶館が危機―英紙

Record China    2012年12月25日(火) 9時20分

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24日、中國ではコーヒーが人気になりつつあり、中國と言えば「お茶」という方程式は崩壊の危機にある。寫真は北京100店舗目のスターバックス。

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2012年12月24日、人民日報系の國際情報紙?環(huán)球時報によると、英紙フィナンシャル?タイムズ(電子版)は21日、「コーヒー文化が中國の茶館を脅かしている」と題する記事を掲載した。

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英語には「中國のお茶を全部もらっても――しない」(Not for all the tea in China)という表現(xiàn)がある。なにがあっても絶対にしないということを強調(diào)する表現(xiàn)だが、この根底には「中國と言えばお茶」という認識がある。

しかし現(xiàn)在では、そんな中國でもコーヒーが人気になりつつあり、中國と言えば「お茶」という方程式は崩壊の危機にある。英市場調(diào)査會社ミンテルがこのほど発表した報告によると、過去5年間、中國國內(nèi)のカフェの數(shù)はほぼ2倍に近い3萬1000軒以上になった。一方、茶館は4%増の5萬軒にとどまった。軒數(shù)だけを見ると、茶館が依然としてカフェを上回っているものの、利用者の多くが高齢者で、今後少しずつ衰退していくことが懸念される。

ミンテルは、「茶館は主に富裕層をターゲットにしており、提供されるのは高級なお茶や食べ物、サービス。ただ、個性に欠けていることに加え、カフェのチェーン店が臺頭し、その地位が危うくなっている狀況下で、対抗するブランド力がない」と分析。「中國國內(nèi)の茶館の増加率は今後も下降するだろう」と予測している。

茶館をさらに脅かしているのは、例えば、近年中國で勢力を伸ばしている米コーヒーチェーン店スターバックスが烏龍茶や白茶(はくちゃ)などの販売を始めていることで、「コーヒー文化は非常に好きだが、コーヒーの味はちょっと…」という人のニーズにも応えていることだ。同報告は、「カフェの多くがコーヒーとお茶の両方を販売することで庶民向けの茶館に好感を抱いている若いサラリーマンを囲い込んでいる」と指摘している。

同報告によると、現(xiàn)在、中國の消費者の4分の1がカフェでのお茶系ドリンク購入を選択している。中國國內(nèi)にあるスターバックスのメニューを見てみると、「その他のドリンク」という項目があり、そこには「エスプレッソ」などではなく、「シェイク」などコーヒーとは無関係のドリンクが多いことに気付くだろう。中國でスターバックスが人気となっているが、中國人がコーヒー好きとは限らないのだ。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/TF)

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