2012年12月26日、近年の科學(xué)研究により、ヒトの脳容量には遺伝が大きく影響していることが分かった。中國科學(xué)院昆明動(dòng)物研究所の科學(xué)者はこのほど、脳容量の変化に影響を與える遺伝子を発見し、ヒトの脳容量の遺伝的基盤がより一層解明された。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

神経系は人類とその他の動(dòng)物を區(qū)別する上で最も顕著な特徴の1つだ。これまでの研究により、ヒトの脳容量には遺伝が大きく影響しているほか、IQや記憶などの認(rèn)知能力とも高度に関わっていることが分かっている。このほか、統(tǒng)合失調(diào)癥など多くの精神病患者において、脳容量の大きな変化が見られている。しかし、現(xiàn)在までに発見された脳容量に関わる遺伝子はごくわずかだ。

中國科學(xué)院昆明動(dòng)物研究所?宿兵実験室の研究者はこのほど、インターロイキン―3の遺伝子配列の変異が脳容量と大きく関わることを発見した。

研究によると、インターロイキン―3はこれまでに判明している免疫系の機(jī)能のほかに、中樞神経系の発育にも関わっており、神経前駆細(xì)胞の増殖や生存能力を促進(jìn)することから、脳の容量にも影響するという。

研究者はまた、體外実験を通じてインターロイキン―3遺伝子の性別特異性に関わるメカニズムの可能性も発見。同遺伝子がエストロゲン受容體を活性化させ、下流のシグナル伝達(dá)経路を誘導(dǎo)することができるとした。

同研究を擔(dān)當(dāng)した研究者は「この研究により、ヒトの脳容量の遺伝的基盤がより一層解明された。精神病の発病メカニズムおよび神経発生の分子機(jī)構(gòu)を知る上で重要な意義を持つ」と語る。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/SN?編集/內(nèi)山）