湖北省宜昌市夷陵區(qū)で、制限速度を順守して走行していたドライバー數(shù)百人が交通警察からスピード違反を理由に違反點(diǎn)を加えられ反則金を請(qǐng)求されていたことが分かった。警察は速度の自動(dòng)測(cè)定器が落雷などのために故障していたと認(rèn)めたが、記録抹消などの作業(yè)が済んでいないという。身に覚えのないドライバーにとっては、まさに「青天の霹靂（へきれき）」の事態(tài)になった。中國(guó)メディアの華商報(bào)が19年1月13日付で伝えた。

宜昌市に住む呉さんは18年8月、同市夷陵區(qū)內(nèi)の道路で8月4日に制限速度を70％以上も上回る速度で走行していたとして、交通警察から違反點(diǎn)を12點(diǎn)科せられ、反則金1000元（約1萬(wàn)6000円）を請(qǐng)求される通知を受け取った。

呉さんによると、當(dāng)時(shí)はナビゲーターの指示に従い運(yùn)転しており、速度違反をしたはずがないという。その後、中國(guó)のSNSである微信（ウェイシン、ウィーチャット）で連絡(luò)することで、「身に覚えのない」速度違反で違反點(diǎn)と反則金についての通知を受けたドライバーが大量に存在することが分かった。

ドライバーが速度違反を指摘された場(chǎng)所は、同一個(gè)所だった。現(xiàn)場(chǎng)には小型自動(dòng)車は時(shí)速70キロメートル、大型車は60キロメートルとの制限速度の表示がある。ドライバーは異口同音に「あの場(chǎng)所では皆、とても慎重に運(yùn)転する。スピード違反が連続して発生するわけがない」と主張した。

ドライバーからの連絡(luò)が相次いだことで、警察も現(xiàn)場(chǎng)の速度測(cè)定システムを検査した。すると、機(jī)器が故障していたことが分かった。個(gè)別の自動(dòng)車が道路上の2點(diǎn)間を走行するのに要した時(shí)間を測(cè)定することで速度を割り出す方式の裝置を使っていたが、7月に発生した大雨と落雷で裝置が故障し、走行に要した時(shí)間を短く算出することになり、結(jié)果として速度違反と判定される例が相次いだという。

警察は機(jī)器を修理した上で、該當(dāng)個(gè)所における18年7月21日から8月11日までの速度違反の判定を、すべて取り消すと発表した。

ところが呉さんによると、最近になり車検をした際に、速度違反の記録が抹消されていないことに気づいたという。呉さんが微信で確認(rèn)したところ、同様のケースが多く存在し、運(yùn)転免許証の書(shū)き換えに影響が出た場(chǎng)合もあるという。

仮に悪天候の影響で測(cè)定機(jī)器が故障したことはやむを得ないとしても、交通警察の事後対応の悪さには批判が集まりそうだ。（翻訳?編集/如月隼人）