2019年1月15日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）は、臺(tái)灣?臺(tái)北故宮博物院の「國(guó)寶」、顔真卿の「祭姪文稿（さいてつぶんこう）」が1月16日～2月24日、東京?上野の東京國(guó)立博物館で展示されることをめぐり、「天下行書第二」の譽(yù)れを持つ「國(guó)寶」の損傷を懸念する聲が出ているとした上で、この問題について臺(tái)北故宮博物院と東京國(guó)立博物館が取材に応じたと報(bào)じた。

記事はまず臺(tái)灣メディアの報(bào)道を引用し、「祭姪文稿」の等級(jí)は、臺(tái)北故宮博物院を代表する名品「翠玉白菜（すいぎょくはくさい）」より上であること、破損が懸念されることからめったに展示は行われないこと、臺(tái)灣で最後に展示されたのは10年以上前の2008年の「晉唐書法展」であること、海外では1997年に米ワシントン?ナショナル?ギャラリーで展示されたのが最後であること、同博物院所蔵の范寛の「谿山行旅図（けいざんこうりょず）」が1961年にワシントン?ナショナル?ギャラリーで展示された際に著しく損傷したことから1996年に限定公開されている文物27件が再び米國(guó)に貸し出された際に強(qiáng)い抗議を招いたことなどを紹介した。

その上で、臺(tái)北故宮博物院と東京國(guó)立博物館が14日、この問題について取材に応じたと紹介。臺(tái)北故宮博物院の関係者は、寫真撮影についてガラスケース越しの撮影でも作品に影響があることを認(rèn)めた上で、「フラッシュをたかなければ大きな問題にならない」「日本側(cè)はきっと慎重に扱ってくれると信じている」と述べたこと、なぜ貴重な作品を日本に貸し出すことになったのかについては「上層部の方針なので、具體的な理由は教えられない」と述べたこと、東京國(guó)立博物館は當(dāng)初、「臺(tái)灣とは展示品の交換は行ったことはなく、展示品はすべて臺(tái)灣側(cè)から送られてくるだけ」とし、「祭姪文稿」に対し特別な保護(hù)措置はとらず、寫真撮影については「一般來館者はフラッシュをたかなければいい」と述べたこと、その後「?jìng)€(gè)室のガラスケース內(nèi)に展示し、一般來館者の撮影は禁止とし、許可を受けたメディア記者には、ケースから離れ、フラッシュをたかないことを條件に撮影を認(rèn)める」と説明し直したことを伝えた。（翻訳?編集/柳川）