日本代表前監(jiān)督?西野朗氏「日本の魅力はチームプレー」―中國(guó)メディア

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版    2019年1月17日(木) 14時(shí)50分

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サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大會(huì)で日本代表を率いた西野朗前監(jiān)督が12日、北京の清華大學(xué)で講演し、學(xué)生を前にまず、「ニーメンハオ!(皆さん、こんにちは)」と中國(guó)語(yǔ)であいさつした。

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大會(huì)で日本代表を率いた西野朗前監(jiān)督が12日、北京の清華大學(xué)で講演し、學(xué)生を前にまず、「ニーメンハオ?。ń预丹?、こんにちは)」と中國(guó)語(yǔ)であいさつした。今年は「日中青少年交流推進(jìn)年」で、その関連イベントの先陣を切ったのが今回の講演會(huì)だった。

■自己管理ができている日本の選手、「ずっと殘る」W杯のショック

學(xué)生が最も関心を抱く現(xiàn)実的な話題というと、永遠(yuǎn)の課題でもある「どうやってダイエットするか」で、冒頭でそれについて學(xué)生から質(zhì)問(wèn)が挙がると、現(xiàn)役時(shí)代の體重を維持しているという西野氏は笑いながら、「普段からさっぱりしたものを食べるようにしている。日本代表の監(jiān)督を務(wù)めていた時(shí)期は、毎朝起きると、家の近所をジョギングしていた。ほとんどの日本のサッカー選手が、ピューリタンのような規(guī)則的な生活を送っている。彼らは、チャレンジに際して、やる気さえあれば、年齢は全く問(wèn)題にならないと確信している。これも日本では遠(yuǎn)藤保仁選手や中村俊輔選手、三浦知良選手など、40、50を過(guò)ぎてもプロサッカー選手としてバリバリ活躍している原因だ」と説明した。

1996年に、西野氏は日本代表監(jiān)督としてアトランタオリンピックに出場(chǎng)し、若手中心のイレブンで戦うスタイルを貫き、ロナウド選手とリバウド選手率いるブラジルに1対0で勝利した。この勝利は、「マイアミの奇跡」と呼ばれている。昨年は、ワールドカップロシア大會(huì)の2カ月前に、ヴァヒド?ハリルホジッチ監(jiān)督が突然、日本代表監(jiān)督を解任され、日本サッカー協(xié)會(huì)(JFA)はその後任として、西野氏が代表監(jiān)督に就任することを発表した。土壇場(chǎng)での監(jiān)督交代劇であったものの、日本代表チームを知り盡くしている西野氏は、2カ月間で、フォーメーションを変更し、グループH初戦でコロンビア代表を2対1で破るなどして、決勝トーナメントに進(jìn)出した。決勝トーナメントラウンド16では、ベルギーと対戦し、一旦は2點(diǎn)を先取したものの、後半最終30分で3點(diǎn)を奪われて逆転を許して敗戦、日本代表初となるベスト8進(jìn)出を惜しくも逃した。西野氏は「ショックはずっと殘り、思い出したくない」としたものの、その言葉の端々から、試合後、何度も試合をイメージして振り返っていたことがうかがえた。例えば、敗戦の原因は「自分が戦術(shù)の選択を間違えたから」とし、「選手に出した指示があいまいだったため、攻め続けることができず、あと一歩のところでひっくり返されてしまった」と述べた。試合後、更衣室は靜まり返り、普段はとても明るい選手たちも言葉を失い、逆転されたショックで呆然としていたという。西野氏が、「シャワーを浴びて服を著替えよう」と言うと、選手はようやく目を覚ましたように、荷物を整理した後、みんなで普段はあまり飲まない強(qiáng)い酒を飲んだという。

日本のサッカーの特徴について、西野氏は、「チームを見ると、個(gè)人のレベルは決して高くないが、選手一人ひとりが明確な意識(shí)を持っており、チームとして試合に臨んでいる。心を一つにしてチームプレーをすることが必要で、選手全員が全身全霊でプレーし、自分の力を出してチームに貢獻(xiàn)している。日本は、良い戦術(shù)を採(cǎi)用し、チームプレーをすることを重視すれば、小國(guó)でも成功を収めることができるというメッセージを、頑張って伝えている。これが、日本サッカーの魅力だ」と説明した。

■ピラミッド型の體系構(gòu)築が必要、中國(guó)のクラブの監(jiān)督にも前向き

現(xiàn)在、AFCアジアカップ2019開催の真っ最中だが、西野氏は現(xiàn)在のアジアの勢(shì)力図について、「現(xiàn)在、アジアを牽引しているのは、日本、韓國(guó)、オーストラリア、イラン」と分析し、「大國(guó)である中國(guó)がもっと成長(zhǎng)して引っ張ってほしい。そして、他の國(guó)が中國(guó)を抜くことを目標(biāo)にするようになるというのが、アジアのサッカーの発展にとって、最も理想的な狀態(tài)」とした。

中國(guó)のサッカーの発展について、西野氏は、「中國(guó)は資源を、系統(tǒng)立った體系の構(gòu)築に使うべきだ。そして、サッカーの普及事業(yè)をしっかり行い、指導(dǎo)者に対する系統(tǒng)立てた育成強(qiáng)化に力を入れるべき。ピラミッドの一番下をしっかりと作ることができれば、サッカー強(qiáng)國(guó)になるまでの道のりは近くなる」と指摘した。講演の中で、西野氏は、「ピラミッド型の體系を構(gòu)築して、その一番下をしっかりと作ること」を何度も強(qiáng)調(diào)していた。これは、西野監(jiān)督のサッカー哲學(xué)の中心となる理念と言える。

今後、中國(guó)のクラブの監(jiān)督になる可能性について聞かれた西野氏は、「杭州緑城の監(jiān)督を務(wù)めたことがある岡田武史氏から聞いたが、中國(guó)のクラブの指揮を執(zhí)るというのはとてもたいへんなことだ。クラブのオーナーが監(jiān)督の隣で試合を指揮するというのはとても想像できない」と笑顔で話しながらも、「もしオファーがあれば、チャレンジしてみたい。オファーがあれば、どこからでも検討する。私のサッカー哲學(xué)やチーム作りの方法、戦術(shù)理念などを認(rèn)めてくれるのか、クラブとまずじっくりと話し合うだろう」と話し、まんざらでもない様子だった。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KN)

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