中國のオンライン旅行大手シートリップによると、2019年の春節(jié)（舊正月。19年は2月5日）シーズンを海外で過ごす中國人は700萬人近くに上る見通しだ。こうした中、シンガポール華字紙?海峽時(shí)報(bào)は、「中國の中間層はなぜ休みになると海外旅行に出掛けるのか？」と疑問を投げ掛ける記事を掲載した。

記事は「中國の観光當(dāng)局が『青信號(hào)』をつけさえすれば、東北地方の大草原をキャンピングカーで駆け抜ける旅もすぐに現(xiàn)実のものになるかもしれない」と述べ、一部學(xué)者や行政関係者から政府に國內(nèi)観光業(yè)の早急の開放を呼び掛ける聲が上がっていると説明?！袱丹椁胜腴_放を経済成長のエンジンとするためだ」とその目的に觸れた上で、「それと同時(shí)に、學(xué)者らは旅行業(yè)界全體の信用が傷付いたり、経営の安定が脅かされたりすることがないよう、持続不可能な投資、旅行コンセプトを公然と模倣するような行為に政府が警戒し続けるよう求めている」と指摘した。ある業(yè)界関係者は「40年間、過去を振り返る暇がないほどの急成長を維持してきたわれわれだが、まさに今、この先について考慮すべき重要な時(shí)期を迎えている」と話したそうだ。

記事は、「過去數(shù)十年間、中國の観光業(yè)への投資はほとんど制限されないまま急速に拡大したこともあった」と述べ、あるレポートの言葉として「こうしたやり方は中國経済が2桁成長を遂げていた時(shí)はうまくいっていたが、漠然としたコンセプト、やみくもな建設(shè)、模倣と重複などの問題が資金の浪費(fèi)を引き起こした」と指摘。こうした問題について、専門家は「『より注文の多い』中間層が海外に『感動(dòng)の旅』を求めずに済むよう、中國は一歩踏み込んだ改革を行い、國內(nèi)観光プロジェクトの質(zhì)を向上させるべき」との認(rèn)識(shí)を示しているという。（提供/Bridge?編集/Yamaguchi）