2019年1月25日、海上自衛(wèi)隊(duì)のP1哨戒機(jī)が韓國(guó)海軍の駆逐艦から火器管制（FC）レーダー照射を受けた問題で、防衛(wèi)省は日韓の協(xié)議を打ち切るとした「最終見解」とレーダーの探知音を公表し、矛を収めた。韓國(guó)國(guó)防省は打ち切りに「深い遺憾」を表明する一方、事態(tài)を乗り切ったとみてか反転攻勢(shì)に出ている。

21日の最終見解はレーダー照射をあくまで否定する韓國(guó)側(cè)に対し、客観的事実を示して説明。韓國(guó)側(cè)に「改めて強(qiáng)く抗議」し、「再発防止を徹底することを強(qiáng)く求める」と記した。そして「これ以上、実務(wù)者協(xié)議を継続しても真実の究明に至らない」として、韓國(guó)側(cè)との「協(xié)議継続は困難」と結(jié)論付けた。

最終見解では照射を受けた昨年12月20日の哨戒機(jī)の飛行ルートも公表。韓國(guó)海軍の駆逐艦「広開土大王」に最も接近した際でも十分な高度（約150メートル）と距離（約500メートル）を保っていたと指摘し、「低空で威嚇飛行した」との韓國(guó)側(cè)主張に反論した。

哨戒機(jī)の無(wú)線による問合わせに駆逐艦が応答しなかった點(diǎn)に関して韓國(guó)側(cè)は「通信環(huán)境が悪かった」などとしているが、最終見解は「現(xiàn)場(chǎng)から約240キロ離れた位置を飛行していた航空自衛(wèi)隊(duì)の練習(xí)機(jī)が呼び掛けを聞き取っていた」などと強(qiáng)調(diào)した。

探知音は哨戒機(jī)が探知したFCレーダー波を音に変換したデータで、約20秒間?！弗冤`」という甲高い音が連続して鳴り続けている。防衛(wèi)省によると、14日にシンガポールで行われた日韓両國(guó)の防衛(wèi)実務(wù)者協(xié)議で日本側(cè)は収集したデータと韓國(guó)駆逐艦のFCレーダーの使用記録などを突き合わせ共同で検証することを提案したが、韓國(guó)側(cè)は拒否。音を聞くことも拒んだという。

聯(lián)合ニュースによると、最終見解を受けて記者會(huì)見した韓國(guó)國(guó)防省の崔賢洙報(bào)道官は「事実関係を検証するための2國(guó)間協(xié)議を打ち切ることに深い遺憾を表明する」と述べた。探知音については「われわれが要求する探知の日時(shí)、方位、電波の特性などが全く確認(rèn)することができず、実體が分からない機(jī)械音」と切り捨てた。

韓國(guó)側(cè)にしてみれば、協(xié)議打ち切りにより、レーダー照射の決定的な「証拠」を握っているとみられる日本側(cè)から新たな「不都合な真実」を突き付けられる恐れはなくなる。報(bào)道官は「われわれがこれまで強(qiáng)調(diào)してきた通り、正確な証拠を提示し両國(guó)の専門家を加え、科學(xué)的で客観的な検証を行うことに積極的に応じることを促す」と余裕ものぞかせた。

さらに韓國(guó)國(guó)防省は23日、「日本の哨戒機(jī)が済州島南方の離於島近くの海上でわが海軍の艦艇を明確に識(shí)別した狀況にもかかわらず、距離約540メートル、高度約60～70メートルの低高度で近接威嚇飛行した」と発表した。

18、22日にも同様の近接威嚇飛行があったとして、「こうした行為が繰り返される場(chǎng)合、わが軍の規(guī)則に従い強(qiáng)力に対応していく」と実力行使まで示唆。24日には「威嚇飛行」とする畫像を公開し、日本批判を強(qiáng)めている。（編集/日向）