2013年1月7日、米ワシントンポスト紙は「低賃金のカンボジアへ、中國(guó)などからの企業(yè)移転が加速」と題する記事を掲載。中國(guó)では労働者の賃金が2ケタペースで上昇しているほか、人材資源が枯渇していることから、多くの企業(yè)がベトナムやバングラデシュ、インドネシアなどのより人件費(fèi)の低い國(guó)々へと移転しているという。環(huán)球網(wǎng)が8日付でこれを伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

カンボジアは人口1500萬(wàn)人の小國(guó)だが、ここ2年ほどで首都プノンペンやタイとの國(guó)境地域に多くの工場(chǎng)が建設(shè)されている。とくに香港や日本の企業(yè)が安価な労働力を求めた、カンボジアへの投資を積極的に増やしている。2012年、海外企業(yè)によるカンボジアへの直接投資額は15億ドルにのぼり、前年よりも8500萬(wàn)ドルも増えている。産業(yè)別では製造業(yè)?農(nóng)業(yè)?金融業(yè)への投資が多い。

ある臺(tái)灣企業(yè)の経営者によれば、カンボジアの労働者の賃金相場(chǎng)は月85?100ドルだった3年前から、現(xiàn)在は110?130ドルに上昇しているが、それでも相場(chǎng)400ドルの中國(guó)と比べればまだまだ安い。しかし、同時(shí)にデメリットもある。工場(chǎng)の生産効率は中國(guó)の80％程度にとどまることや、現(xiàn)地の技術(shù)者不足、電力コストが高いなどインフラの不足といった欠點(diǎn)も多く殘っていると記事は指摘している。

カンボジア縫製業(yè)者協(xié)會(huì)のケン?ルー事務(wù)局長(zhǎng)は、「中國(guó)の受注分を全面的にカンボジアが奪取する狀況はありえない」としている。アパレル産業(yè)における2012年の輸出額はカンボジアが43億ドルで中國(guó)が2700億ドル。そのうち數(shù)百億ドル分が東南アジアに移転したとしても、これを全額受注できる國(guó)はないと指摘している。（翻訳?編集/岡田）