女優(yōu)の小雪さん韓國で出産、中國にもある「産後ケアサービス」って何?

Record China    2013年1月11日(金) 18時0分

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10日、女優(yōu)の小雪さんに第2子となる女児が誕生した。今回、特別に注目を集めているのは、彼女が韓國で出産したということだ。韓國には「産後調(diào)理院」という施設(shè)があり、ここでじっくり産後のケアを受けられるとのこと。寫真は上海市にある富裕層対象の産褥ケア施設(shè)。

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2013年1月10日、俳優(yōu)の松山ケンイチさんと女優(yōu)の小雪さん夫妻に第2子となる女児が誕生した。今回、特別に注目を集めているのは、小雪さんが韓國で出産したということだ。なんでも、韓國には「産後調(diào)理院(サヌチョリウォン)」という施設(shè)があり、ここでじっくり産褥(さんじょく)ケアを受けることができるのが理由とのこと。

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日本ではあまり耳慣れぬ概念だが、東アジアの一部では産褥期の女性の回復(fù)を重視して、特別な食餌や休養(yǎng)を積極的に行うのが慣習(xí)となっている。本來は母親や姑世代が産褥婦の世話をするものだったが、核家族化が進んだ現(xiàn)代では、こうしたサービスを提供する民間施設(shè)も多くできている。

韓國の「産後調(diào)理院」では産後2週間?1カ月ほどこうした施設(shè)に滯在し、24時間體制で新生児のケアを任せながら、産後の肥立ちや母乳の出を考慮した食事のサービスを受けたり、じっくり體を休めたりするようになっているようだ。子宮の回復(fù)によいと言われるわかめスープを毎食食べることになるのはわりと有名な話。

同じく中國でも、産後1カ月ほどの期間に産婦が養(yǎng)生することを「坐月子(ズオユエズ)」と呼んでいる。この時期にはとにかく休養(yǎng)を優(yōu)先し、授乳をすることが彼女たちの唯一の仕事となる。ここで休養(yǎng)を重視しないと、あとになって女性の健康に障ると考えられているからだ。この「坐月子」、一般的にどのようなことがなされ、また禁忌とされるのかなど、以下簡単にご紹介する。

1.とにかくゴロゴロと橫になり、休養(yǎng)する

産婦の最大のお務(wù)めは、橫になって休息をとることである。授乳以外の家事はすべてお任せとする。身體を冷やすのがよくないとされるため、水仕事はとくにご法度だ。

2.漢方醫(yī)學(xué)にのっとった薬膳料理を食べる

食を通じて母體の回復(fù)を目指し、母乳の出をよくする。漢方醫(yī)學(xué)の概念に基づき、滋養(yǎng)に富んだものを1日5?6回に分けて少しずつ食べることになる。辛いものや刺激物を避け、身體を冷やすような生ものや冷たい飲食物は避ける。加工食品や塩分の高い食品も遠ざけられる。

一方、進んで食べるのは、さまざまな漢方薬材を調(diào)合した薬膳スープ。産後15日くらいから坐月子の終了までよく食べられるのは、ゴマ油?生姜?酒で煮込んだチキンスープや、生姜と黒酢で煮込んだ豚足スープ。その他、ゴマやピーナッツ、レバーやマメなどの臓物類、レンコン、にんじん、もち米、ナマコ…と推奨されるものはたくさんある。

3.理解に苦しむ(?)禁忌

以前は、産後1カ月は入浴や洗髪が禁止という時代があった。しかし、清潔な水道水、空調(diào)設(shè)備やドライヤーなどが普及した現(xiàn)在は、感染癥や體を冷やす心配がないということで、これらは解禁されている。

そのほか、泣く、長時間本を読む、階段を上る、針仕事をする、風(fēng)に當(dāng)たる、外出するなどが禁じられてきたという。

なお、西洋醫(yī)學(xué)の見地からは、こうした考えは必ずしも根拠のあるものとはみなされない。しかし、出産直後の女性を周囲が手厚くサポートし労わるこのシステムは、參考にすべき點もあるのではないだろうか?(翻訳?編集/愛玉)

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