2013年1月12日、北京日?qǐng)?bào)は、安倍新政権の対中政策に関する元駐クロアチア中國(guó)大使?呉正龍（ウー?ジョンロン）氏の見解を掲載した。以下はその要約。

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政権を握って1カ月足らずの安倍晉三首相は東南アジア外交に力を入れている。1月の訪米は米國(guó)側(cè)の受け入れ延期通告で不可能になったが、ミャンマーに麻生太郎副首相を派遣。さらに韓國(guó)に特使を派遣して樸槿恵（パク?クネ）次期大統(tǒng)領(lǐng)との會(huì)談を求めた。岸田文雄外相は9日、フィリピンをはじめ、シンガポール、ブルネイ、オーストラリアへの歴訪に出発した。報(bào)道によると、安倍首相自身も來(lái)週からベトナム、タイ、インドネシアを外遊する。これほど短期間に集中して東南アジア外交を行う安倍新政権の意図は何なのか？

第1の狙いは、日米同盟の結(jié)束の強(qiáng)さを?qū)澩獾膜藦?qiáng)調(diào)することにある。安倍首相はこれまでの外交慣例に背き、水面下での調(diào)整を待たずに訪米の意思を発表。しかし、これは主である米國(guó)に対し召使が命令するようなもの。米國(guó)は當(dāng)然これを拒否している。

第2は、四面楚歌にある現(xiàn)狀の打破だ。舊野田政権から引き継いだ安倍新政権は、中國(guó)、韓國(guó)、北朝鮮、ロシアとの緊張関係も引き継いだ。その原因は領(lǐng)土問(wèn)題ではなく、歴史問(wèn)題にある。安倍首相は「竹島の日」の政府式典見送りを決定。韓國(guó)に額賀特使を派遣して両國(guó)の関係改善を目指したが、樸槿恵次期大統(tǒng)領(lǐng)との30分間の會(huì)談では解決の糸口すらつかめなかった。

第3は、対中包囲網(wǎng)の構(gòu)築である。安倍首相は中國(guó)との関係改善をうたう一方で、ロシア、オーストラリア、インド、インドネシア、ベトナムの首相との電話會(huì)談を?qū)g施。外相と首相本人の東南アジア歴訪により、各國(guó)との協(xié)力を得て対中包囲網(wǎng)を構(gòu)築し、中國(guó)を孤立させる狙いだ。しかし、実際に日本の呼びかけに応じるのはフィリピンとベトナムの2國(guó)だけという寂しい結(jié)果に終わるだろう。

第4の狙いは、タカ派のイメージを強(qiáng)調(diào)することにある。安倍首相は形勢(shì)の判斷を誤り、防衛(wèi)大綱と中期防衛(wèi)力整備計(jì)畫の見直しを明示した。8日の「尖閣周辺における中國(guó)軍機(jī)に対する警告射撃の可能性検討」のニュースは、中國(guó)に圧力をかけて尖閣問(wèn)題での譲歩を中國(guó)から勝ち取ろうとする目論見だが、安倍氏は自分の首を自分で絞めることになるだろう。

安倍首相の性急ともいえる外交政策は、自民黨が政権を奪取した要因が國(guó)民からの信任を得たからではなく、民主黨の政策が最悪であったことにあると、安倍氏自身がわかっているからである。安倍氏が長(zhǎng)期政権を望むのであれば、この秋に行われる?yún)⒆h院議員選挙の前に、何らかの功績(jī)を殘さねばならない。焦りを感じている安倍首相の政策は狀況判斷を誤ったものが多く、結(jié)果として右傾化の道を突き進(jìn)むことになる。安倍政権を葬るのは他ならぬ安倍晉三氏自身なのだ。（翻訳?編集/本郷）