巖田宇伯 2019年2月2日(土) 23時50分
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近年日本でも知られるようになった中國の「タオバオ」。先日、気分転換にタオバオで何か抗日ドラマ関連で面白い商品でもないかと色々パトロールしていたら、抗日ドラマによく登場する日本軍のサイドカーを発見した。寫真は筆者提供。
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世界時価総額ランキング常にトップ10入りし、その時価総額の金額は日本のトヨタ自動車の2倍とも言われる中國のネット企業(yè)アリババグループ。アリババは元々海外向けのBtoB卸売サービス事業(yè)を展開し、中國國內(nèi)のBtoC事業(yè)の「Tモール」、個人向けCtoC事業(yè)の「タオバオ」も運(yùn)営している。
【その他の寫真】
CtoCといいながらも、日本のヤフオクがそうであるように個人事業(yè)主から中堅(jiān)どころの事業(yè)者も一般顧客を相手に出店している。このアリババグループ、毎年11月11日の獨(dú)身の日セールで驚異的な売上高をたたき出すことが日本でもニュースになっているのでご存知の方もいるだろう。
【抗日ドラマグッズを探していたら…】
先日、気分転換にタオバオで何か抗日ドラマ関連で面白い商品でもないかと色々パトロールしていたら、抗日ドラマによく登場する日本軍のサイドカーを発見。ソ連の「ウラル」をコピーした「長江」と言うバイクを日本軍仕様にしたものだ。そもそも「ウラル」自體ドイツの「BMW」をコピーしたバイクなので「長江」は孫コピーということになる。
「長江」のページを見ながら日本円で40萬円弱なら安いなと思いながら畫面をよく見ると、関連商品に戦車が何両か出てきた!何でも売っていると評判のタオバオであるが、まさか、戦車まで売っているとは思ってもみなかったので、さっそく商品ページを開いて詳しい商品説明を読んでみた。
【映畫撮影用の実物大模型】
商品説明には「1:1模型」、「映畫ドラマ撮影用」、「発射不能」、「改造不可」とある。販売中の戦車は舊日本陸軍の95式(畫像1)及び97式戦車、アメリカ軍のM4シャーマン戦車、ソ連軍のT34戦車(畫像2)、人民解放軍の59式及び99式戦車がラインナップされている。その他に前述の舊日本軍サイドカー、アメリカ軍ジープ、その他ちょっとした裝備などの小道具が売られている。抗日ドラマでお馴染みの日本軍戦車やサイドカーは、こういった業(yè)者から撮影所が仕入れているものと推測される。早速筆者のTwitterで紹介したところ、ミリタリークラスタの反応としては「意外とよくできている」というものが多かった。
ただこの戦車、可動部に関しては「発射不能」としか説明がないので、走行可能か?砲塔は回転するのか?どうしても気になった筆者は念のため問い合わせしてみた。早速、テンプレ回答が返ってきたが、材質(zhì)は木材と合金、走行は不可能、砲塔も固定、展示のみの模型ということであった。そうなると、撮影所の戦車は実際走行したり可動部分が多いので、やはり撮影所で作っているのだろうか?また謎が1つ増えた。
【果ては戦闘機(jī)まで】
この1:1模型戦車、他にも出品している業(yè)者が數(shù)社あり、そちらもオリジナル製作を謳っているが、ディテールが少々雑である。戦車以外は何と中國の最新鋭戦闘機(jī)J20(畫像3)や戦闘ヘリの実物大模型まで作っている。いずれも公園やショッピングモールの屋外展示に使うものであるが、土地に余裕があり、民間の軍事に対する意識も高い中國ならではの商品といえよう。そういった部分では少々羨ましい部分もある。資金に余裕のある方、おひとついかがだろうか?
■筆者プロフィール:巖田宇伯
1963年生まれ。景徳鎮(zhèn)と姉妹都市の愛知県瀬戸市在住。前職は社內(nèi)SE、IT企畫、IT基盤の整備を長年にわたり擔(dān)當(dāng)。中國出張中に出會った抗日ドラマの魅力にハマり、我流の中國語學(xué)習(xí)の教材として抗日作品をはじめとする中國ドラマを鑑賞。趣味としてブログを數(shù)年書き溜めた結(jié)果、出版社の目に留まり『中國抗日ドラマ読本』を上梓。なぜか日本よりも中國で話題となり本人も困惑。ブログ、ツイッターで中國ドラマやその周辺に関する情報を発信中。twitterはこちらブログはこちら
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