2013年1月14日、臺(tái)灣紙?旺報(bào)は臺(tái)灣人が見た中國(guó)についてのエッセイを掲載した。作者は中國(guó)江蘇省蘇州市在住の臺(tái)北出身の女性。中國(guó)新聞社が伝えた。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

中國(guó)で生活していると、臺(tái)灣との違いに驚いたり、理解できなかったりすることがよくある。それも慣れてくれば受け入れられるようになるのだが、どうしても受け入れられないのが人間関係における信頼の度合いの差だ。

こちらに來たばかりの頃、自由市場(chǎng)でストッキングを買った。とても良い買い物をしたと喜んでいたのだが、家に帰って袋を開けてみると、私が選んだものとは全く違う粗悪なストッキングが入っていた。そこで思い出したのが、「お金を払って品物を包裝してもらうときは、店員の手元をしっかり見ておかないと他の物とすり替えられるよ！」という友人の忠告だった。

100元札でお金を支払うと、相手はその札を透かして見たり、觸ってみたりする。最初は「客に対して、何て失禮なことするんだろう！」と思っていた。しかし、ニセの50元札をつかまされてからは、私も50元札に描かれている「毛沢東」の襟の部分を觸ってみて、ザラザラしていたら安心するようになった。

深夜の長(zhǎng)沙空港では、タクシーの運(yùn)転手に「全部込みで100元（約1400円）」と言われたので乗り込んだら、途中でさらに通行料20元（約280円）を要求された?？植坤蚋肖袱克饯稀袱铯氦?0元で命を取られてはかなわない」と思い、しぶしぶ支払ったものだ。

中國(guó)のホテルではチェックインの際に、宿泊料金よりも高い保証金（デポジット）を払わされる?？亭课荬沃肖挝铯虮Iんだり、壊したりした場(chǎng)合の保証金だ。同じく長(zhǎng)沙のホテルでは、食べてもいないカップ麺の料金を請(qǐng)求されてしまい、こちらの言い分はまったく聞いてもらえず不愉快な思いをした。

中國(guó)の人々の多くが他人に対して、特に見知らぬ人に対して、強(qiáng)い不信と疑惑の念を抱いている。だからこそ、中國(guó)からの観光客が臺(tái)灣人の人情味や誠(chéng)実さに心を打たれるのだろう。中國(guó)では「信頼」は希少価値のある資源になっているのだ。（翻訳?編集/本郷）