日本の「新しい時(shí)代の近隣外交」には大きな困難―中國(guó)専門家

Record China    2019年2月1日(金) 16時(shí)0分

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31日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、「日本の『新しい時(shí)代の近隣外交』に困難重なる」と題する胡継平?中國(guó)現(xiàn)代國(guó)際関係研究院院長(zhǎng)助理の文章を掲載した。資料寫真。

2019年1月31日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、「日本の『新しい時(shí)代の近隣外交』に困難重なる」と題する胡継平(フー?ジーピン)中國(guó)現(xiàn)代國(guó)際関係研究院院長(zhǎng)助理の文章を掲載した。以下はその概要。

安倍晉三首相は先日の施政方針演説で、「地球儀俯瞰外交の総仕上げ」を掲げた。重點(diǎn)とされたのが北東アジア外交だ。「これまでの発想にとらわれない、新しい時(shí)代の近隣外交を力強(qiáng)く展開する」という。強(qiáng)い決意だが、歴史と現(xiàn)実という角度で総合的に観察してみると「新しい時(shí)代の近隣外交」には大きな困難が待ち構(gòu)えている。

中國(guó)について安倍氏は、「昨年の訪中で日中関係は完全に正常な軌道に戻った」「日中関係を新たな段階へと押し上げる」と述べた。國(guó)際環(huán)境が厳しさを増し、不確定性が急速に高まる中、中國(guó)との関係改善は間違いなく日本の経済、外交、安全における空間を拡大させた。しかし、両國(guó)の共同利益の拡大が體現(xiàn)されているのは主に経済分野だ。歴史認(rèn)識(shí)、領(lǐng)土をめぐる問(wèn)題は依然、存在する。これらは長(zhǎng)期にわたって両國(guó)の相互信頼強(qiáng)化、協(xié)力の深化に影響を及ぼすだろう。

安倍氏はロシアとの外交においても力を注いでいるが、このたびの訪ロの結(jié)果から領(lǐng)土問(wèn)題での合意、平和條約締結(jié)がたやすくないことが見(jiàn)て取れた。日本と北朝鮮はいまだ國(guó)交正?;酥沥盲皮椁?、北による日本人拉致は日本の外交問(wèn)題そして政治問(wèn)題でもある。後退が難しい日本に対し、北は「すでに解決済み」との立場(chǎng)だ。韓國(guó)は今回の演説でほとんど觸れられなかった。現(xiàn)在の安倍外交にとって対韓関係は「最大の問(wèn)題」だ。背景にはレーダー照射問(wèn)題、元徴用工訴訟などをめぐる激しいいがみ合いがあり、両國(guó)関係は國(guó)交樹立以來(lái)の最低地點(diǎn)に落ち込んでいる。

北東アジア外交全體として考えると、日本の「新しい時(shí)代の近隣外交」を阻むのはやはり歴史が殘した問(wèn)題だ。1951年のサンフランシスコ條約にソ連(當(dāng)時(shí))は署名せず、中國(guó)、韓國(guó)、北朝鮮は會(huì)議を欠席。日本と隣國(guó)との戦後処理は徹底的な解決を得られなかった。これは米國(guó)の戦略的意図に合致しているのかもしれないが、北東アジアの平和と発展に長(zhǎng)期的な危険を埋め込んだ。そして、日本は過(guò)去の侵略に対する真摯かつ総括的な反省を行っていない。

安倍氏の目標(biāo)は敗戦がもたらした外交上の「負(fù)の遺産」を徹底除去し、隣國(guó)との関係を正常な軌道に乗せることだ。実現(xiàn)するには隣國(guó)との間にある現(xiàn)実的な矛盾を解決し、長(zhǎng)期的な視點(diǎn)で問(wèn)題の根本にある障害を取り除かねばならない。日本は大戦の結(jié)果と関連する國(guó)際文書を尊重し、自発的に隣國(guó)との和解を進(jìn)めるべきだ。日本が「新しい時(shí)代の近隣外交」を進(jìn)める上で、これらは避けて通れない道と言える。(翻訳?編集/野谷

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