フライメディア 2019年2月1日(金) 15時(shí)0分
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今週に入り、いよいよ“春運(yùn)(チュンユン)”が本格化してきた。上海市內(nèi)の地下鉄や街中でも大きなスーツケースをもった人たちの姿を多く見かけるようになり、一方、地方出身者が多いとされるバイクデリバリーの姿が少なくなってきた。
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“春運(yùn)”とは、「春節(jié)運(yùn)輸」の略で、簡(jiǎn)単に言うと、春節(jié)にともなう帰省ラッシュのための特別運(yùn)輸期間を指す言葉だ。“春運(yùn)”は一般に40日間と言われ、今年は1月21日から3月1日までがその期間だ。この期間には鉄道をはじめ、交通機(jī)関が特別ダイヤになる。
中國(guó)新聞網(wǎng)(12月29日付)によると、この期間で、全國(guó)の旅客輸送量は延べ約29億9000萬(wàn)人に達(dá)する見通しとか。この期間中は、人の流れが多くなり、その規(guī)模は、海外メディアでも「民族の大移動(dòng)」と表現(xiàn)されるほどだ。
高速鉄道(新幹線)発著駅の上海虹橋駅も、ご多分に漏れず、大混雑が始まっている。ここでも空港同様、セキュリティチェックと身分証の提示を必要としているので、鉄道駅入口付近には長(zhǎng)蛇の列。
中國(guó)の身分証がある場(chǎng)合は、顔認(rèn)証システムを使い、比較的スムーズに入場(chǎng)できるが、外國(guó)人のパスポートには対応していない。そのため、外國(guó)人は係員のいるカウンターでチェックを受けることになる。こうした案內(nèi)やシステムがまだ浸透していないので、入口でも戸惑う人が多く、通過するのに時(shí)間がかかり、これも行列をつくる原因の一つになっていた。
もちろん、駅構(gòu)內(nèi)に入っても人、人、人。そして、その人數(shù)を上回るかのような荷物の數(shù)が構(gòu)內(nèi)をうめ盡くしている。
普段も比較的利用客が多く、混雑している構(gòu)內(nèi)だが、普段と違うのは、長(zhǎng)蛇の列でも、待っている人たちの表情が嬉しそうなところだ。春節(jié)を目前にひかえ、大きな荷物をもって、家族で帰省する人たちは笑顔をうかべ、大混雑も“何のその”である。
駅構(gòu)內(nèi)も一気に春節(jié)モードで、おめでたい「福」という字を書いたり、即席の理髪店やキッズスペースなどが設(shè)置されたりしていた。
こうした高速鉄道や長(zhǎng)距離バスの混雑狀況が高まっていくのとは逆に、いつも賑やかな上海市內(nèi)の地下鉄やオフィス街は、地方からの出稼ぎの人たちが、帰省していくので、閑散としてきた。上海で春節(jié)を迎える人たちにとり、この國(guó)際都市が一年で最も靜かな時(shí)期だとも言える。(提供/フライメディア)
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