2013年1月15日、島國(guó)でありながら世界第3位のGDPを誇る日本は、経済的には大國(guó)といって差し支えないだろう。だが、臺(tái)灣大學(xué)政治學(xué)系の石之瑜（シー?ジーユー）教授は、日本は政治に関しては小國(guó)的心理によって他國(guó)の政策を判斷していると指摘する。香港?中評(píng)社の報(bào)道を環(huán)球網(wǎng)が伝えた。

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日本で小國(guó)心理が形成された原因として、封建文化の伝統(tǒng)を受け継いだことで尊卑の序列に極めて敏感であること、近代以降に置かれている國(guó)際的地位がある。中國(guó)の臺(tái)頭という時(shí)代の流れに直面し、普通の國(guó)となることを目指しつつも、米國(guó)依存の脫卻という願(yuàn)望が果たせずにいる。大國(guó)日本の政治家の持つ小國(guó)心理が、中國(guó)に対する判斷に影響を及ぼしている。

封建文化の慎み深さに加え、小國(guó)的心理によって日本の対中政策が育まれ、容易には自己の感情と思考を吐露することができなくなっている。大きな波紋を呼んだ釣魚(yú)島（尖閣諸島）國(guó)有化政策について、日本政府は島が石原慎太郎の手に落ちることを防ぐためだったとしている。このように、言葉の上で國(guó)有化の目的を中日関係を維持するための道具へと変えてしまうところに、日本獨(dú)特の戦略が見(jiàn)て取れる。

中國(guó)の指導(dǎo)者は一般的に自分たちが大國(guó)を代表していると考えている。大國(guó)には大國(guó)なりの振る舞いというものがある。中國(guó)は米國(guó)のような大をもって小を凌ぐ文化ではなく、名分と秩序を重んじる文化である。そのため、中國(guó)は獨(dú)立自主、帝國(guó)主義と植民地主義を脫した堂々たる大國(guó)としてのイメージを確立しようとしている。近代において日本から侵略を受けた歴史を転換し、新たな中日関係を確立するには、帝國(guó)主義に徹底的に反対する新たな歴史のスタート地點(diǎn)に立たなければならない。

日本が習(xí)慣的に自己中心的思考に陥れば、中國(guó)の文化も日本と同様であると思い込み、疑いの目で意図を読み取ろうとする。中國(guó)が公式に何を言おうとも、ごまかしや目眩ましがあると勘ぐるのだ。実際のところ、大國(guó)の関心は東アジアの秩序、つまり大國(guó)と東アジアの隣國(guó)との関係に向いている。一方で小國(guó)の関心は、大國(guó)が盛んに主権、歴史、領(lǐng)土を語(yǔ)る、その言葉の裏にどんな何か陰謀があるのかに向いている。そのため、必然的に中國(guó)の真意を探ろうとする分析が生まれてくる。

小國(guó)にとどまる日本式外交の視野には、語(yǔ)られた言葉のうちに目的は存在せず、目的は決して語(yǔ)られることはないものとして映っているのである。（翻訳?編集/岡本悠馬）