中國(guó)の習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席が飲食物の浪費(fèi)について重要指示を出したことを受け、中國(guó)のジャーナリストが「日本に學(xué)ぶべき」とSNSに投稿した。

習(xí)主席はこのほど、中國(guó)國(guó)內(nèi)の飲食物の浪費(fèi)について「心が痛む」ほどの慘狀であるとし、「わが國(guó)の食糧生産は豊作が続いているが、常に危機(jī)意識(shí)を持たなければならない。世界的な新型コロナウイルスの流行がもたらす影響はわれわれへの警鐘である」と指摘。食糧安全を重視しつつ、節(jié)制を呼び掛けるよう指示を出した。

これについて、中國(guó)の著名ジャーナリストの劉春（リウ?チュン）氏は11日、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）アカウントで「中國(guó)人は飲食物を浪費(fèi)しすぎる。日本人に學(xué)ぶことを提案する」とつづった。中國(guó)では主に客人の接待などでホストが十分な量の食事を提供することが良しとされてきたが、近年は食品ロスへの意識(shí)も高まっていることなどから、複數(shù)人で食事をする場(chǎng)合でもそれぞれが個(gè)別に注文する日本の様式にも注目が集まっている。

劉氏の投稿には、「（中國(guó)人は）メンツのためにテーブルいっぱいの料理を注文して半分殘す。持ち帰りもしない」「（日本のような）個(gè)食の方が良いと思う」「そうだ。食べる量だけ頼むのがいい」「日本人はこの面では確かに恐るべしだ。私が住んでいる近くのデパートの飲食店街はほぼすべて一人で食べるセット料理。大げさじゃなく、殘している人は見(jiàn)當(dāng)たらない」などの聲が寄せられた。

一方で、「日本と中國(guó)は比べられないのでは？日本は個(gè)食が多いが、中國(guó)は大皿をみんなで食べる。注文する料理が少なくて客人が物足りなかったらどうするの？」という聲や、「日本人はまだ食べられるのに捨てる」「日本の賞味期限がかなり短い」「日本は年間の食品ロスが643萬(wàn)トンで、世界の食糧支援の総量380萬(wàn)トン（國(guó)連WFPが飢餓に苦しむ人に支援する年間量）の2倍近く。しかも、日本は食料自給率が低く、外國(guó)から大量に輸入している」との見(jiàn)方も出ている。

なお、「食品ロス」は食べられるにもかかわらず廃棄される量のことで、生産や加工、流通、調(diào)理で廃棄される非可食部を含めた食品廃棄物と區(qū)別される。農(nóng)林水産省が2012年のデータをまとめたところによると、日本の食品廃棄物発生量は約1700萬(wàn)トンなのに対し、中國(guó)は推計(jì)（正確なデータ不足のため）で約1億300萬(wàn)トンとなり、1人當(dāng)たり食品廃棄物発生量は日本が133．6キロ、中國(guó)が75．7キロとされている。（編集/北田）