2019年2月7日、韓國?SBSは「スペイン?韓國初の軍用機スワップディール…沈黙の韓國國防部」との見出しで、この取引が白紙化の危機にあることを報じた。

記事によると、韓國では昨年末、スペインがエアバスの大型輸送機A400Mと韓國航空宇宙産業(yè)KAIの訓(xùn)練機を交換するスワップディール（Swap Deal）を提案したことが話題になっていた。スペインがエアバスから27機導(dǎo)入しようとするも、國の事情から13機を使用しないことにしたためで、「スワップディールが実現(xiàn)すれば、韓國空軍やKAI、スペインはみんなウィンウィン（Win‐Win）だ」と評価する聲が多かったという。

昨年11月12日から13日にかけて、韓國とスペインの連合國防軍需共同委員會の會議がマドリードで開かれた。ここでスペインの提案を韓國防衛(wèi)事業(yè)庁が公式に受け付け、その後まもなくスペイン國防省が韓國國防部に公文書を送ったことが確認されたという。しかし、2カ月経った今も韓國側(cè)は返事をしておらず、スペイン側(cè)は「回答がないため、KAI訓(xùn)練機を隨意契約で導(dǎo)入することが難しくなっている」と話しているという。

このスワップディールの提案は実は、昨年7月の英ファーンボロー國際航空ショーで初めて行われていたという。スペイン國防省の関係者が直接、韓國防衛(wèi)事業(yè)庁次長に対し「A400Mを4～6機供給し、反対にKAIがスペイン輸出を希望する訓(xùn)練機を隨意契約で導(dǎo)入する」という內(nèi)容の提案をした。なお、KAIがスペインへの輸出を計畫している訓(xùn)練機は、基本訓(xùn)練機KT‐1約30機と高等訓(xùn)練機T‐50約20機。ところが防衛(wèi)事業(yè)庁はスペインの提案を4カ月もの間、公にせず、昨年11月にメディアで初めて伝えられた後に大統(tǒng)領(lǐng)府と國防部に関連事実を報告したという。

韓國國防部は現(xiàn)在までに返事はおろか、「公文書を受け取った」という事実もスペイン側(cè)に伝えなかったことが分かっており、スペイン政府消息筋は「いつまでも待つことはできない。韓國側(cè)が返事をしなければ、訓(xùn)練機事業(yè)を公開競爭にせざるを得ない」と話しているという。記事は「つまり、交渉もろくにしないまま、スワップディールが水の泡になる寸前」と伝えている。

これを受け、韓國のネット上では多くのコメントが寄せられている。「米國の顔色ばかりうかがわなきゃならない現(xiàn)実が殘念。早く南北統(tǒng)一して気楽に暮らしたい」「航空産業(yè)の突破口が開いたというのに、國防が邪魔をする」と殘念がる聲が上がる一方で、「でも他の輸送機より維持費が6倍以上もかかるという。スペインがこれを知らなかったとでも？」「道路の舗裝がしっかりしてないと離著陸できないんだって」「取引しない方がいい。ドイツや英國も困ってるらしいよ」などA400Mの管理についての鋭い指摘も上がっている。

そんな中、あるユーザーは「取引しよう。最近日本が強硬な態(tài)度を見せる理由は、韓國に輸送機がないから。戦爭を起こしても韓國軍が日本に上陸できないからだ。われわれは未來のために海軍?空軍力を増強すべき」と主張している。（翻訳?編集/松村）