中國(guó)外交部は2019年2月9日付で、「インドの指導(dǎo)者」が、中印両國(guó)が領(lǐng)有権を主張しインドが実効支配している「アルナーチャル?プラデーシュ」を訪問(wèn)することに「斷固として反対する」などと猛反発するコメントを発表した。

コメントは「中國(guó)政府がいわゆる『アルナーチャル?プラデーシュ』を従來(lái)から認(rèn)めておらず、インドの指導(dǎo)者が中印國(guó)境の東部分に行って活動(dòng)することに斷固として反対する」と猛反発した。

外交部が言う「インドの指導(dǎo)者」が、モディ首相であることは明白だ。これまでのところ、モディ首相によるアルナーチャル?プラデーシュ州を巡る具體的な動(dòng)きの報(bào)道は見(jiàn)當(dāng)たらないので、情報(bào)にもとづき中國(guó)側(cè)が早目にけん制した可能性がある。

インドでは同國(guó)北東部のアッサム州で12月末、鉄道用としては同國(guó)最長(zhǎng)の4．9キロメートルのドホーラサディヤ橋が完成し、モディ首相も開(kāi)通式に出席した。同橋の建設(shè)はアルナーチャル?プラデーシュでの中國(guó)に対する防衛(wèi)力強(qiáng)化の目的があるとされる。

中國(guó)外交部は9日のコメントで、「中國(guó)側(cè)はインドに、両國(guó)関係の大局から出発し、中國(guó)側(cè)の利益と関心を尊重し、両國(guó)関係の改善する動(dòng)きを大切にし、爭(zhēng)議を激化し國(guó)境問(wèn)題を複雑化するいかなる挙動(dòng)もしないよう求める」と主張した。

中印両國(guó)の間にはネパールがあるが、ネパールの東方と西方では両國(guó)が直接接する國(guó)境地帯がある。そして、西部國(guó)境のカシミール地區(qū)でも東部のアルナーチャル?プラデーシュでも領(lǐng)有権を巡って対立している。

西部國(guó)境のカシミール地區(qū)では當(dāng)初、パキスタンも加わる「三つ巴」の意見(jiàn)対立だったが、中國(guó)とパキスタンは互いの実効支配地域の領(lǐng)有権を認(rèn)め合う形で対立を解消させたので、領(lǐng)有問(wèn)題は中國(guó)対インド、パキスタン対インドの構(gòu)図になった。

アルナーチャル?プラデーシュについては中印の対立が続いている。中國(guó)側(cè)はアルナーチャル?プラデーシュの名稱も正式には認(rèn)めておらず蔵南（「チベット南」の意）と呼んでいる。（翻訳?編集/如月隼人）