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日本の小売りの巨頭であるニトリはなぜ中國市場で慘敗なのか―中國メディア

Record China    2019年2月11日(月) 11時50分

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9日、紅商網(wǎng)は、ニトリが中國市場で成功していない理由について分析する記事を掲載した。寫真は上海。

2019年2月9日、紅商網(wǎng)は、ニトリが中國市場で成功していない理由について分析する記事を掲載した。

記事は、ニトリが日本の小売り三大巨頭の1つであり、31期連続の増収増益となっていると紹介した上で、日本國內(nèi)では業(yè)績が好調(diào)なのに対し、海外事業(yè)は順調(diào)ではないと指摘した。

例として、07年に臺灣へ進出し、現(xiàn)在臺灣全土に31店舗を展開しているが、最初の5年は赤字が続き、12年からようやく黒字に転じたと紹介し、4店舗を展開している米國では赤字で、35店舗を展開している中國でも赤字だと伝えた。

記事によると、ニトリの中國市場での戦略は、「低価格高品質(zhì)」「競爭の少ない內(nèi)陸部をターゲットとすること」「店舗數(shù)を多くすること」「オンライン購入できるようにすること」だという。しかし記事は、今のところ成果が出ていないと指摘した。

記事は、その理由について3つの要因があると分析。その1つが「ブランド知名度の低さ」だ。日本での認知度は非常に高いものの、中國ではニトリを知っている人は非常に少ないと指摘。14年に中國市場に進出したニトリだが、IKEAより16年も遅く、無印良品より9年遅いため、ニトリの參入は遅すぎた感があるとした。また、最初に內(nèi)陸部で店舗を展開し、上海のような消費者の密度が高く情報流通が極めて速い都市での出店が遅かったことも、知名度が上がらない要因だと分析した。

2つ目の要因は「ブランド特徴が突出していないこと」だ。記事によると、IKEAの北歐風や無印良品のシンプルさと比べると、ニトリのデザインは、「安物の雑貨」というイメージを與え、消費者の印象に殘りにくいという。また、生活スタイルの提案をしておらず、自身の製品特徴と中國人消費者の生活とをつなげる方法が確立していないとも指摘した。

3つ目の要因は「中國では低価格路線が勝利の法則とはならないこと」だ。記事は「低価格は強力な武器ではあるものの、唯一の武器ではない」と指摘。中國は海外ブランドの代理製造をしてきたため、質(zhì)の高い家具製造ノウハウがあり、中國市場では、低価格やコストパフォーマンスの高い家具?インテリア商品には不足していないのだとした。また、最近の中國人消費者は価格よりも材料、イメージ、デザイン、生活スタイルの提案などを重視するようになっており、単に安いというだけでは買わなくなっていると分析。そのため「単純な低価格路線は中國市場では通用しない」と論じた。

記事は、結論として「ニトリは18年から20年にかけて、出店速度を上げる時期に入る。これがブランドにどのような助けになるか、今はまだ判斷が難しい。しかし、ニトリ創(chuàng)始者が言うように『リスクを冒さず、何の心配もない會社は下り坂』だ。ニトリがこの先、中國でどんな物語を書いていくのか、期待して見守りたい」と結んだ。(翻訳?編集/山中)

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