2013年1月21日、中國で北京市を中心に連日にわたって深刻な大気汚染が確認(rèn)された問題で、これが遠(yuǎn)く米國にまで波及すると米メディアが伝えている。環(huán)球時報の報道。

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今月中旬、北京を中心とした中國北部では記録的な空気汚染が數(shù)日にわたって続き、呼吸器系の醫(yī)院に外來患者が殺到したり、濃霧のために交通事故が多発するなどの混亂が見られた。この原因となっているのが“PM2．5”。大気中に浮遊する粒子狀物質(zhì)のうち、粒徑2．5マイクロメートル以下のものを超微粒子 (PM2．5)と呼んでいる。大気中の有害な重金屬や酸性酸化物、有機(jī)汚染物質(zhì)など化學(xué)物質(zhì)や細(xì)菌、ウィルスを吸著し、これを吸い込むと呼吸器系をはじめとしたさまざまな疾患の原因にもなる。

この窮狀は何も、中國國內(nèi)の問題とは限らない。実は中國と太平洋をはさんだ米國のカリフォルニア州で、中國からの大気汚染物質(zhì)が到達(dá)していることが確認(rèn)されている。汚染物質(zhì)は大気の流れに乗って、気候條件によっては數(shù)日で米國西海岸に達(dá)する。最近になって、當(dāng)?shù)丐扦未髿輿A染における主因がこれであることが問題視され始めた。

米國の複數(shù)メディアの情報をまとめると、中國から米國に渡來する有害物質(zhì)は水銀、オゾン、硫黃酸化物、すす、砂塵など。これによって、海産物の汚染や呼吸器系疾患の増加、酸性雨問題などがもたらされた。米環(huán)境保護(hù)庁はこの現(xiàn)狀について把握しているが、多くの國民には知られていない事実だ。

実はこれは、北米(米國?カナダ)がアジア諸國に対して積極的に石炭を輸出してきたことの結(jié)果である。両國政府は稅制上の優(yōu)遇措置や補(bǔ)助政策をもって石炭生産企業(yè)にアジア輸出を奨勵してきた。そして、各報道機(jī)関もこのことにことさら注意を払うことはなかった?，F(xiàn)在でも中?印を中心としたアジア諸國での石炭需要減は見込めない狀況の中、北米の石炭企業(yè)がこの商機(jī)を手放すかどうか。需要を減らさない限り、これは無理な話であろう。なお、中國の専門家らは、國內(nèi)の大気汚染が周辺諸國に及ぶことについて、中國と各地における汚染濃度の格差や風(fēng)向きによって変化すると見て、「結(jié)論が出るまでにはまだ長期の調(diào)査?研究を要する」としている。(翻訳?編集/愛玉)