2013年1月24日、中國?重慶市で複數(shù)の官僚が“美人局”に遭い、その脅迫の材料として盜撮された動畫がインターネット上に拡散した問題で、被害者の6人は事件後も何の影響もなく業(yè)務(wù)を続け、のちに昇進(jìn)を果たした者も少なくなかったことがわかった。南方都市報の報道。

【その他の寫真】

事件は2008?2009年にかけて立て続けに起こった。市內(nèi)の投資コンサル企業(yè)?重慶永煌グループが自社の女性職員3人を動員して、同市の官僚にハニートラップを仕掛けたもの。3人のうち、創(chuàng)業(yè)者の愛人だった趙紅霞（ジャオ?ホンシア）が中心となって、まずは攜帯メールで目星をつけた官僚らに接近。食事やお茶を重ね、気心が知れてきたころにホテルの部屋に誘う。その際、女性はピンホールカメラを持ち込んで情事の様子を盜撮する。その後、男性陣が出動し、「俺の妻を?qū)嫳Iった」と暴行を加え、証拠動畫を見せて脅迫を働く。これによって被害に遭ったのは重慶市の官僚5人と不動産企業(yè)の會長、計6人。

事件は2009年末に警察が介入することで解決するかに見えたが、この証拠動畫の存在を隠すためだったのだろうか、重慶市當(dāng)局は突如この捜査を打ち切る。事件はそのまま風(fēng)化するはずだった。

3年後の2012年11月。6人の被害者の1人である重慶市北碚區(qū)共産黨委員會の雷政富（レイ?ジョンフー）書記（當(dāng)時）の動畫が流出。時は第18回共産黨大會が閉幕し、中國の新リーダーに內(nèi)定した習(xí)近平（シー?ジンピン）総書記が「反腐敗、汚職撲滅」を掲げたばかりという最悪のタイミング。動畫はインターネットを通じて瞬く間に拡散し、ニュース番組も取り上げるほどの騒動となり、世間から激しい非難を浴びた。雷書記（當(dāng)時）はすでに懲戒免職処分になっているが、一連の事件が明るみに出るまでの3年間、6人のうちの多くが職を解かれるどころか昇進(jìn)までしていたことが最近の調(diào)べで判明している。(翻訳?編集/愛玉)

※＜本日の中國TOPニュース＞では、中國の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年1月24日付の中國大手ポータルサイト?新浪（Sina）のランキング1位の記事。