2013年1月25日、中國(guó)人科學(xué)者が率いる國(guó)際研究チームはこのほど、北京の周口店遺跡近くで発見された「田園洞人」の骨から核DNAとミトコンドリアDNAを抽出することに成功した。DNA解析の結(jié)果、田園洞人はネアンデルタール人やデニソワ人など舊人のDNAをわずかしか持たず、早期現(xiàn)生人類の遺伝的特性を多く備えていた。さらに、田園洞人は現(xiàn)代のアジア人やネイティブアメリカン（モンゴロイド）と密接な血縁関係を持ち、現(xiàn)代のヨーロッパ人（コーカソイド）の祖先とは遺伝的に分岐し、異なるグループに屬することがわかった。同成果はこのほど出版された「米國(guó)科學(xué)アカデミー紀(jì)要」で発表された。光明日?qǐng)?bào)が伝えた。

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2001年に発見された田園洞遺跡は、有名な周口店北京猿人遺跡から約6km離れた北京市房山區(qū)に位置する。中國(guó)科學(xué)院古脊椎動(dòng)物?古人類研究所の科學(xué)者は田園洞遺跡の発掘と研究を進(jìn)めており、下顎骨、四肢骨の一部を含む田園洞人の骨のほか、哺乳類の動(dòng)物の骨を大量に発見、田園洞人の生きていた時(shí)代を4萬年前と確定した。

同研究の主宰者の一人、中國(guó)科學(xué)院古脊椎動(dòng)物?古人類研究所の高星（ガオ?シン）研究員は「これまでの考古學(xué)研究から判斷するに、現(xiàn)生人類は4?5萬年前にはすでに形成されたと見られる。しかしこの結(jié)論は分子面での証拠に欠ける。田園洞人のDNA解析の結(jié)果、現(xiàn)在の中國(guó)人の直系祖先が4萬年前の北京にまでさかのぼれることがわかった」と語る。

同研究におけるもう1つの革新は、化石からDNAを抽出する新技術(shù)の発明だ。付巧妹（フー?チャオメイ）氏、高星氏、ドイツ科學(xué)者Svante P．bo氏らによる國(guó)際チームは田園洞人の足の骨から核DNAとミトコンドリアDNAを抽出することに成功した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/SN?編集/內(nèi)山）