2013年1月30日、中國の有害物質を含んだ濃霧がここ數(shù)日再び深刻化しており、日本の國土の3倍以上に當たる約130萬平方キロメートルを包み込んでいる。新華網(wǎng)が報じた。

【その他の寫真】

中國環(huán)境保護部の責任者によると、今月28日午前10時（現(xiàn)地時間）から翌29日の同時間までの24時間の間に、中國中東部地域で発生していた濃霧が、北京市や天津市、河北省石家荘市、山東省済南市などに拡大し、大気汚染指數(shù)が最悪の「深刻な汚染(6級)」に悪化。また、河南省鄭州市や湖北省武漢市、陝西省西安市、安徽省合肥市、江蘇省南京市、遼寧省瀋陽市、吉林省長春市なども2番目に深刻な「重度汚染(5級)」に悪化した。

同期間中、大気汚染の主要原因となっている車の排ガスなどに含まれる微小粒子狀物質「PM2．5」の平均濃度は、354マイクログラム/立方メートル。前日の同期間に比べて、明らかに悪化したという。

北京市気象臺の統(tǒng)計によると、今月29日の時點で、1月のうち濃霧が発生した日は24日間に上り、同期では1954年以來最多を記録した。

近年、中國の都市部における大気汚染を原因とする濃霧の深刻化に伴い注目されるようになった「PM2．5」は、粒徑が極めて小さいため、鼻や気管支の粘膜に捕らえられることなく、肺の奧深くまで入り、健康への影響も大きいとされている。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/內山）