2013年1月30日、中國(guó)?北京市では最近、有害物質(zhì)を含んだ濃霧が斷続的に続き、消え去る気配がない。もうすぐ「春節(jié)」(舊正月、今年は2月10日)を迎えるが、有害濃霧と重なった場(chǎng)合、花火や爆竹は止めるべきなのだろうか？環(huán)境専門家は昨年の春節(jié)は花火や爆竹のために深刻な汚染が起きたことから、參考となる「花火打ち上げ指數(shù)」を発表することを提言している。複數(shù)のポータルサイトで今月29日、春節(jié)の爆竹に関する議論が始まり、春節(jié)中に花火の打ち上げを減らすか禁止することに多くのネットユーザーが賛成している。京華時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

■環(huán)境専門家の提言

「指數(shù)」に従い爆竹を鳴らし、高汚染の大型花火の打ち上げは厳しく規(guī)制

環(huán)境専門家は花火の打ち上げについて、確かに汚染を規(guī)制する必要があるが、完全に禁止するのは良い選択ではないと指摘する。

「『花火打ち上げ指數(shù)』のようなサービスを提供することを提案する」。専門家の説明によると、例えば大気の拡散條件が良好な場(chǎng)合は「花火打ち上げ指數(shù)」を少し高める。一昨年の春節(jié)では拡散條件が非常に良く、こうした場(chǎng)合、どんなに打ち上げても汚染物質(zhì)が高濃度まで蓄積されることはない。昨年のように拡散條件が良くない場(chǎng)合は、「花火打ち上げ指數(shù)」を下げるべきだ。現(xiàn)在のような汚染狀況の場(chǎng)合は「花火打ち上げ指數(shù)」を大幅に下げるべきで、子どもたちが小型花火?爆竹で少し遊ぶことのみを許可し、大型花火の打ち上げは斷じて認(rèn)めない。

■民俗協(xié)會(huì)

有害濃霧が理由の全面禁止はできず　電子花火の打ち上げを支持

中國(guó)民俗協(xié)會(huì)の秘書長(zhǎng)は、春節(jié)が有害濃霧と重なった場(chǎng)合に爆竹を鳴らすべきかというネット上の議論について、「反対する人について言えば、生活環(huán)境を自覚的に守る行動(dòng)であり、支持し、奨勵(lì)すべきだ。だが有害濃霧を理由に春節(jié)の爆竹を全面禁止することはできない。各個(gè)人の選択であるべきだ。別の角度から言えば、爆竹の音が少しも聞こえない春節(jié)はあまりにもつまらないが、みなが電子花火を打ち上げることは支持する。こうすれば環(huán)境汚染を避けられる」と述べた。

■醫(yī)師の見解

有害濃霧時(shí)の爆竹は呼吸器系への影響を深刻化させる

武裝警察北京総隊(duì)病院の呂輝（リュー?フイ）感染癥科主任は「體の弱い高齢者、子ども、特に喘息患者は自己防衛(wèi)を強(qiáng)化し、できるだけ外出を減らし、窓を開けないようにすべきだ。春節(jié)が有害濃霧と重なっても市民が花火を打ち上げたり、爆竹を燃やしたりした場(chǎng)合、大気汚染がさらに悪化するのは確実だ。人々の呼吸系への影響はなおさらに明らかで、喉の不快感、鼻炎や咳の悪化などの癥狀を引き起こす。このため市民は花火や爆竹を減らすか、さらに進(jìn)んで止めるべきだ」と指摘した。

■ネット上の議論

「爆竹」議論の書き込みが半日で800萬(wàn)件近くに

新浪、捜狐など複數(shù)のポータルサイトでは今月29日、「春節(jié)の爆竹を減らす」ことに関する議論が始まった。春節(jié)に花火を打ち上げたり、爆竹を鳴らしたりすべきかどうかについてネットユーザーらが意見を発表。新浪微博（ミニブログ）では29日午後から同日夜8時(shí)（現(xiàn)地時(shí)間）までに800萬(wàn)件近い書き込みがあった。ネットユーザーの多くは春節(jié)期間に花火の打ち上げを減らす、または打ち上げないことに賛成し、自分や身の回りから始める姿勢(shì)を次々に示している。

捜狐微博でも同様の議論が始まった。捜狐の擔(dān)當(dāng)者は「今年の北京の大気汚染は憂慮すべきものだ。一方、年越しになればみんなが花火を打ち上げたり、爆竹を鳴らしたりして祝いたくなるのも避けられない。だがその度が過ぎて自分が病気になっては引き合わない。このため、微博トピックを通じて市民に春節(jié)を楽しく過ごすと同時(shí)に、大気汚染や身の回りの人々の健康にも注意し、できるだけ爆竹を減らし、もしくはやめる。またはピーク時(shí)を避けることで、北京の環(huán)境を一緒に守るように呼びかけている」と述べた。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/NA?編集/內(nèi)山）