2013年1月30日、中國(guó)でこのところ深刻な社會(huì)問(wèn)題となっている大気汚染が、想像外のとんでもない事態(tài)を引き起こした。なんと、立ち込める濃霧の中に浮遊する帯電微粒子が列車(chē)の電気系統(tǒng)に故障を引き起こし、1時(shí)間あまりも運(yùn)行停止になったのだという。

【その他の寫(xiě)真】

事故は、中國(guó)が國(guó)威の象徴として敷設(shè)を推し進(jìn)めている高速鉄道で発生した。昨年12月に全線開(kāi)通したばかりの北京市と広東省広州市を結(jié)ぶ京広線が、河南省信陽(yáng)市を走行している際、前出のような理由で運(yùn)行停止に。京広線初の運(yùn)行停止事故はその後、上下14本で遅れを出し、中國(guó)鉄道部も「濃霧が事故原因」と認(rèn)めるに至った。乗客の証言では、事故の前に窓外で「閃光が見(jiàn)えた」としている者もいる。大気汚染が運(yùn)行中の列車(chē)を停めてしまうなど、思いもよらない事態(tài)は、この數(shù)日後に始まる舊正月の帰省ラッシュにも影響を及ぼすかもしれない。

このニュースが國(guó)営テレビの中央電視臺(tái)(CCTV)によって報(bào)道されると、“中國(guó)版ツイッター”と呼ばれる簡(jiǎn)易投稿サイトではこれに関連する投稿が殺到した。政府が高揚(yáng)気味にうたっていた高速鉄道のすばらしさを揶揄する聲、環(huán)境汚染への不安の聲が入り混じっている。以下はその具體的な投稿內(nèi)容。

「高速鉄道、脆弱過(guò)ぎ。技術(shù)面だってまだまだじゃん！」

「高速鉄道って見(jiàn)かけ倒しで中身はぜんぜんダメだな！」

「ついこの前、高速鉄道は飛行機(jī)と違い、霧の影響は受けないって言われてなかったっけ？」

「高速鉄道を設(shè)計(jì)している時(shí)にはその性能のすばらしさを吹聴して、外國(guó)製の車(chē)両よりどれだけ優(yōu)れているかとアピールしていたけど、ふたを開(kāi)ければ雷があってもダメ、霧があってもダメってどういうことよ？」

「でもさ、これって普通列車(chē)では起こらない事故なの？」

「海外でこんなにひどい大気汚染の話って聞いたことないよ。鉄道業(yè)界でも研究が進(jìn)んでいるのかもしれないけど、解決策が見(jiàn)つからないのかもね」

「大気汚染、いろいろな業(yè)界に影響しているね。ほんとヒドイや、環(huán)境保護(hù)は1人1人が心がけていかないと」

「排出削減、本気で取り組まないとだな」

「発電所を改造し、原発を増?jiān)O(shè)し、排気基準(zhǔn)を厳格化すべし」

「経済発展の代償は本當(dāng)に深刻だな！環(huán)境保護(hù)を先延ばしにしていると救いようがなくなるぞ！」(翻訳?編集/愛(ài)玉)