2013年1月30日、禪宗と少林拳発祥の地である少林寺は、北魏?孝文帝の時(shí)代（紀(jì)元495年）に建てられ、中岳嵩山の麓に位置する。古くから世界にその名をはせてきた。今回は世界文化遺産の少林寺をご紹介する。

【その他の寫(xiě)真】

■禪宗の祖庭

少林寺は、インドの王子?達(dá)磨(だるま)が中國(guó)に初めて禪宗を伝えた寺として、全國(guó)にその名を知られている。達(dá)磨が壁に向かって9年間座禪を続け、悟りを開(kāi)いたという。寺の境內(nèi)には達(dá)磨殿があり、立雪亭とも呼ばれる。ここは中國(guó)禪宗の二祖?慧可(えか)ゆかりのエピソードが伝わっている?；劭嗓_(dá)磨大師を慕って入門(mén)を請(qǐng)うたが、座禪中の達(dá)磨は振り向こうともしなかった?！干砻蛳Г筏蓼?、行い難きを行い、忍び難いことを忍んでこそ求められるもの」との達(dá)磨の話に、大雪の中、慧可は左腕を切斷し、やっと入門(mén)を許されたという。それから二人はここで禪を説き、教えを伝え、少林寺が中國(guó)禪宗の祖庭として揺るぎない地位を占めるようになった。

寺院の西には、「塔林」と呼ばれる中國(guó)最大の古塔群がある。唐代から清代にかけて約220余りのれんがの塔が建てられ、歴代の住職の舎利(遺骨)が中に眠っている。靜かな松林の中にたたずむ塔は形も色もそれぞれが異なり、意気軒高としていて、中國(guó)でも珍しい風(fēng)景である。そのため、何回も映畫(huà)のロケ地として使われていた。

■武術(shù)の総本山

「天下の武術(shù)、少林より出ず」。少林寺が世界に名をとどろかせているのは何と言っても、少林カンフーのためであろう。境內(nèi)の千仏殿には、代々の修行によりすり減ってへこんだという48のくぼみがあり、修行のすさまじさを物語(yǔ)っている。今では嵩山(すうざん)の麓に數(shù)十軒の武術(shù)學(xué)校がひしめき、世界中のカンフー愛(ài)好者を引き寄せている。少林寺の會(huì)館內(nèi)で毎日のように武術(shù)ショーが開(kāi)催され、10代の少年僧たちがこん棒や刀など様々な武器を操って豪快な演武を見(jiàn)せてくれる。また、生き生きとした「蛇拳」や動(dòng)きが面白い「酔拳」のほか、れんがを頭で砕いたり、槍をのどに刺して曲げたりと、その超人技には思わず目を見(jiàn)張ってしまう。

※本記事は楽旅中國(guó)（らくたびチャイナ）の特別提供。楽旅中國(guó)は、中國(guó)青年旅行社（CYTS）傘下で展開(kāi)する中國(guó)旅行専門(mén)の日本語(yǔ)オンラインサービスです。