2019年2月27日、韓國メディア?韓國日?qǐng)?bào)によると、北朝鮮の金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長が先月行われた中國の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席との首脳會(huì)談で「制裁解除が難しいなら、米國がわれわれのために何ができるのか疑問」との考えを述べていたことが分かった。

記事によると、金委員長は「われわれは非核化のために努力してきたが、米國は制裁を強(qiáng)化している」と不満を示し、「米國がもっと積極的な姿勢(shì)を見せるべきだ」と主張。また、この問題における中國の役割の重要性を指摘し、「中國がリードしてほしい」と求めた。さらに、金委員長は「北朝鮮は今後、改革?開放する」とも強(qiáng)調(diào)したが、これに対し習(xí)主席は「重要なのはそこではない。まずは非核化からだ」と述べたという。

これについて、ある外交消息筋は「習(xí)主席が自ら、非核化するまでは何もできないと一線を引いたものであり、とても驚いた」と述べたという。記事は「中國や北朝鮮のメディアがこうした詳しい発言內(nèi)容を會(huì)談直後に伝えなかったのも、こうした意見の対立があったため」と分析している。

また、金委員長は會(huì)談で「米朝首脳會(huì)談（27日）では平和協(xié)定も議論する。停戦協(xié)定を早く平和協(xié)定に変えなければならない」とも述べたという。これについて記事は「韓國大統(tǒng)領(lǐng)が今月25日に『今回の米朝首脳會(huì)談で終戦宣言について議論する可能性がある』と述べていたが、北朝鮮は政治的な終戦宣言では満足しないという意味だ」と伝えている。

その後も金委員長は「平和協(xié)定を締結(jié)するには中國の役割と參加が必要」と繰り返し主張したといい、記事は「金委員長が會(huì)談場(chǎng)所のベトナム?ハノイに向かう際、専用列車で中國大陸を4日かけて橫斷するというパフォーマンスを見せたのにはこうした背景がある。あくまでも優(yōu)先順位は中國だということ」と説明している。

これに対し、習(xí)主席は「國際社會(huì)は対北制裁を緩和する必要がある」とし、「中國は非核化に伴う役割を果たし、平和協(xié)定の議論にも必ず參加する」と答えたという。

金委員長のこうした発言について、中國の外交消息筋は「実際の発言とは多少ニュアンスが違うかもしれないが、前後の狀況から判斷してかなり信ぴょう性がある」と評(píng)価したという。

これに、韓國のネットユーザーからは「感動(dòng)した。習(xí)主席はよくやっている。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は言うまでもないし」「非核化するまでは何も期待するな。これが正解だ」「習(xí)主席の発言がとても印象的。2人の間の緊張感は相當(dāng)なものだっただろう」など、習(xí)主席の発言を稱賛する聲が多數(shù)寄せられている。

一方、文大統(tǒng)領(lǐng)に対しては「問題は文大統(tǒng)領(lǐng)。非核化が実現(xiàn)しなくても北朝鮮を支援しようとしている」「文大統(tǒng)領(lǐng)以外はみんな非核化が最優(yōu)先と言っている。韓國の大統(tǒng)領(lǐng)がこんなことでいいのか？」「文大統(tǒng)領(lǐng)は今すぐに“北朝鮮の報(bào)道官”をやめてほしい」「北朝鮮は全く核を諦める気がない。韓國からのお金を頼りに米國の制裁解除だけを待ち望んでいる」など不満の聲が上がっている。

金委員長に対しても「じゃあ北朝鮮は何をしてくれるの？」「北朝鮮には初めから期待していない」「核を放棄したら経済制裁も解除する。早く核を捨てて」などの聲が寄せられている。（翻訳?編集/堂本）