2019年3月6日、韓國?朝鮮日報によると、ベトナム?ハノイで行われた第2回米朝首脳會談が物別れに終わった後、米韓間では対北朝鮮政策をめぐり足並みの亂れが出始めている。海外メディアからは「米韓関係の“異常気流”」を懸念する聲が上がっているという。

米ブルームバーグ通信は4日（現(xiàn)地時間）、「北朝鮮の核提案を前向きに評価した文大統(tǒng)領(lǐng)、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)と決別か」と題する記事で、「文大統(tǒng)領(lǐng)は北朝鮮の寧辺の核施設(shè)廃棄の提案を『不可逆的な段階』と前向きに評価し、トランプ政府と対立した」と伝えた。また「文大統(tǒng)領(lǐng)は、ハノイで北朝鮮が主張した『部分的制裁解除』という表現(xiàn)を使って、制裁により中斷された南北協(xié)力事業(yè)を進(jìn)展させることを要請した」とし、「これは北朝鮮の主張を支持したものだ」と指摘したという。

文大統(tǒng)領(lǐng)は4日の會議で、「（ハノイ會談で米朝間の）部分的経済制裁解除が議論された」とし、南北協(xié)力事業(yè)を速やかに進(jìn)めるよう指示。また、寧辺の核施設(shè)廃棄をめぐっては「北朝鮮の核施設(shè)の根幹である寧辺核施設(shè)が米國の査察?検証の下で永久廃棄されることが視野に入っている」と評価していた。これについて朝鮮日報は「ハノイ會談で非核化の解決方法における米朝間の認(rèn)識の違いが浮き彫りになったという米國の政府や世論の評価とは全く違う解釈を発表したもの」と説明している。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はハノイ會談の後の記者會見で、寧辺核施設(shè)について「非常に大きいが、十分なものではない」と述べていた。

AP通信は専門家の話を引用し、「第2回米朝首脳會談の決裂により文大統(tǒng)領(lǐng)の仲介者としての役割に疑問を感じる。文大統(tǒng)領(lǐng)の部分制裁緩和の主張は、制裁を重要視する米國と意見が異なる」と伝えたという。

英フィナンシャル?タイムズも「文大統(tǒng)領(lǐng)は仲介者としての韓國の役割を強調(diào)している」としつつ、「南北経済協(xié)力を強く推し進(jìn)めれば米韓間に不和が生じる可能性がある」との意見が出ていることを伝えたという。

これについて韓國のネットユーザーからは「この國は大丈夫？。不安だ」「米國にまで嫌われたら韓國は終わり」と不安げな聲や、「文大統(tǒng)領(lǐng)は仲介者ではなくて北朝鮮の報道官」「これまで北朝鮮に何度だまされた？。もう少し慎重に行動してほしい」「文大統(tǒng)領(lǐng)が北朝鮮の味方であることはずっと前から分かっていた。気付かないふりをしていた國民が悪い」「國民は文大統(tǒng)領(lǐng)の弾劾を検討しよう」など文大統(tǒng)領(lǐng)に批判的な聲が上がっている。

一方、一部からは「韓國は韓國の利益だけを考え、朝鮮半島の平和に向けて進(jìn)めばいい」「正直、韓國が生き殘るには、北朝鮮と経済協(xié)力するしか方法はない。文大統(tǒng)領(lǐng)はそれをよく理解している」と指示する聲も見られた。（翻訳?編集/堂本）