昨年6月、シンガポールで初めての米朝首脳會談が開かれてから12日で1年が経過した。2月にベトナム?ハノイで行われた2回目の首脳會談は決裂。北朝鮮の非核化は振り出しに戻った。韓國各紙は南北首脳會談を突破口にと固執(zhí)する在寅政権を「南北だけでは問題解決できない」などと突き放している。

朝鮮日報は歴史的な會談から1年を振り返った記事で「北朝鮮の非核化問題は解決の糸口も見いだせず、韓米間の解決すべき懸案は次第に増えている」と強(qiáng)調(diào)?！疙n國政府は依然として南北首脳會談など北朝鮮との対話再開を突破口として認(rèn)識している。逆に米國は対話の扉は開けておきつつも『FFVD（最終的かつ完全に検証された非核化）』前に北朝鮮制裁を緩和することはないという原則を固く守っている」と説明した。

さらに「米中対立で非核化交渉の場そのものが揺らぎかねないという懸念も浮上している。これまで北朝鮮非核化問題をめぐり、ある程度國際社會と歩調(diào)を合わせてきた中國が背を向けてしまいかねない」と指摘。韓東大學(xué)の樸元坤?教授の「米中対立で進(jìn)展がない場合、中國は制裁の“裏口”を開けてやり、北朝鮮の肩を持つ可能性がある。米國も北朝鮮問題を『てこ』にして韓國に『はっきり米國の側(cè)に立て』と要求するだろう」との見方を紹介した。

文政権がこだわる南北首脳會談について同紙は「北朝鮮は対話の要請に反応を示していない」と指摘。韓國外務(wù)省の元関係者は「北朝鮮に求愛の姿勢を見せるのは、自ら交渉力を落とす行為」と語ったという。

東亜日報は「南北だけの外交では覇権競爭の波は越えられない」との記事を掲載。「今や時間は北朝鮮の側(cè)でも米側(cè)でもない。経済破綻と食糧難はますます金正恩政権の首を絞めている。米國に向かって『新しい計算方法を持ってこい』といら立ちも表わしている。トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)も來年11月の大統(tǒng)領(lǐng)選まで北朝鮮核問題の不確実性を抱えていくには負(fù)擔(dān)が大きいため、ただ放置することはないだろうが、南北関係を前面に出した構(gòu)想だけで米朝対話を促進(jìn)することができるのかは疑問だ」と論じた。

その上で「韓國外交は米中間の覇権競爭の中、戦略的選択を強(qiáng)要される狀況にある。北朝鮮の核問題は米國の対外政策の優(yōu)先順位から押し出され、韓（朝鮮）半島は求心力よりも遠(yuǎn)心力に引きずられるほかない狀況だ」と解説?！疙n國が北朝鮮にだけ見解を固定し、周辺國の外交に目を閉じては孤立するほかない。覇権競爭は新たな世界秩序、新たな北東アジア秩序を強(qiáng)いる。そのような狀況では南北だけではいかなる問題も解決できないだろう」と訴えた。（編集/日向）