2019年3月6日、収賄罪などに問われて1審で懲役15年の実刑判決を受け、控訴している韓國の李明博（イ?ミョンバク）元大統(tǒng)領(lǐng)が349日ぶりに保釈された。

韓國メディアの毎日新聞によると、李元大統(tǒng)領(lǐng)は今年1月29日、「突然死の可能性がある」と主張し、裁判所に保釈を請求していた。ただ、保釈には、居住地は自宅に限る、接見および通信対象が制限されるなどの條件が付いている。

これを受け韓國では、一部で現(xiàn)在ソウル拘置所に収監(jiān)されている樸槿恵（パク?クネ）前大統(tǒng)領(lǐng)の保釈を求める聲が上がっているという。また、洪準(zhǔn)杓（ホン?ジュンピョ）元自由韓國黨代表が今回の李元大統(tǒng)領(lǐng)の保釈を予見していたかのように、先月3日にフェイスブックで「李明博、樸槿恵の2人の元大統(tǒng)領(lǐng)はもう釈放される時だ」と主張していたことも注目を集めている。

2017年3月31日に逮捕された樸前大統(tǒng)領(lǐng)も、2年近く収監(jiān)されている間に腰痛などを訴え、病院で治療を受けている。しかし記事は「李元大統(tǒng)領(lǐng)が突然死の根拠として挙げた病気（気管支拡張癥、2型糖尿病、睡眠時無呼吸癥候群、黃斑変性）に比べて軽い」と指摘。また、年齢も重要な條件とみられているというが、李元大統(tǒng)領(lǐng)は1941年生まれの77歳、樸前大統(tǒng)領(lǐng)は1952年生まれの67歳だ。

これを見た韓國のネットユーザーからは賛否両論の聲が上がっている。

李元大統(tǒng)領(lǐng)と樸前大統(tǒng)領(lǐng)の釈放に賛成するユーザーからは「文大統(tǒng)領(lǐng)より多くの功績を殘したのに。文政権の政治報復(fù)としか思えない」「何も明らかになっていないのに高齢者を1年も閉じ込めておくなんて」「罪のない樸前大統(tǒng)領(lǐng)も釈放するべき」「樸前大統(tǒng)領(lǐng)より文大統(tǒng)領(lǐng)の方が國民を苦しめている」「樸前大統(tǒng)領(lǐng)を釈放できない理由は、釈放したらロウソク政権の正當(dāng)性が崩壊するから。無罪でも釈放できないんだ」などの意見が寄せられている。

一方、反対するユーザーからは「2人とも一生刑務(wù)所で罪を償うべき」「悪いことをしても金さえあれば釈放される恐ろしい世の中だ」「韓國の裁判所が何をしてももう驚かない」「自分の利益のために働く裁判官たちを全員クビにすべき」などの聲が上がっている。（翻訳?編集/堂本）