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ソウル首都圏などで大気汚染物質PM2.5の濃度が連日上昇し、韓國紙は「毎日、対ガス攻撃訓練を受けている気分」との市民の聲を伝えた。大気汚染の被害は韓國で最も空気がきれいとされる南部の済州島にも広がっている。寫真はソウルの大気汚染。
ソウル首都圏などで微小粒子狀物質(PM2.5)の濃度が連日上昇し、韓國紙は「毎日、対ガス攻撃訓練を受けている気分」との市民の聲を伝えた。事態(tài)を重視した文在寅大統(tǒng)領は強力な対応を指示したが、大気汚染の被害は韓國で最も空気がきれいとされる南部の済州島にも広がっている。
朝鮮日報によると、世界的な大気汚染調査機関「エアビジュアル」(AirVisual)の都市別空気質指數(shù)(AQI?PM2.5などさまざまな大気汚染の數(shù)値を評価する指數(shù))で、5日午後5時現(xiàn)在の大気汚染度世界第1位はソウル市、2位は仁川市だった。國際環(huán)境団體「グリーンピース」が経済協(xié)力開発機構(OECD)加盟國の都市ごとにPM2.5の濃度を測定した結果でも、汚染度が高い上位100都市のうち韓國の都市が44都市も入り、加盟國の中で最も多かった。
こうした大気汚染のため5日午前、ソウル?光化門広場からは約2キロメートルの距離にある北岳山が見えなかった。粒子狀物質に覆われたソウル市內(nèi)は周囲の物を見分けることすら難しく、同日正午、ロッテワールド?タワー展望臺入口にある案內(nèi)板には「視界1~4キロメートルの」と書かれていた。121階の展望臺に上がると、約3キロメートルの離れた蠶室総合運動場でさえ屋根の輪郭がやっと分かる程度だった。
同紙は「PM2.5が庶民の生活を一変させている。野外活動が減り、経済にも悪影響が及んでいる。會社員は晝食の約束をキャンセルし、出前を取ったり、ビル內(nèi)の食堂を利用したりしている」と報道。大學生による「あまりに深刻で毎日、対ガス攻撃訓練を受けている気分だ」との聲を紹介した。
緊急報告を受けた文大統(tǒng)領は趙明來環(huán)境相に「非常時に非常措置を取るのが政府の責務だ」として、強力な対応を指示した。大統(tǒng)領は特に「保育園?幼稚園には空気清浄器があるが、あまりにも容量が小さくて役に立っていないことが多い。大容量の空気清浄器を迅速に設置できるよう、財政支援を行う方策を講じよ」と命じた。
四方を海に囲まれ、韓國のリゾート地として知られる済州島でも事情は同じだ。中央日報によると、韓國の最高峰で島の中心にそびえ、どこからも目にすることができた漢拏山(標高1950メートル)の姿が5日午前には隠れてしまった。
同日午前8時現(xiàn)在、済州圏域のPM2.5濃度は1立方メートル當たり69マイクログラムで、「悪い」基準とされる36マイクログラムの2倍近くに達し、ソウルなどと同様に自動車の通行規(guī)制を含む粒子狀物質の非常低減措置が発令された。観光客も當惑気味で「清浄地帯だと思っていた済州で粒子狀物質空襲を受けるとは思わなかった。休暇気分が臺無しになった」などの不満が相次いでいるという。(編集/日向)
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