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7日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、「インドの対中けん制が挫折」と題し、ネパールが中國のレール規(guī)格を採用することを伝えた。
2019年3月7日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、「インドの対中けん制が挫折」と題し、ネパールが中國のレール規(guī)格を採用することを伝えた。
記事は、インドはネパールにとって最大の経済パートナーで、対外貿易の3分の2を占めると紹介。しかし、15年にインドによって國境が封鎖され輸送が中斷したことから、インドへの過度の依存を減らすため、ネパールは別の隣國である中國に鉄道を建設してもらうことを決定したと伝えた。
16年にネパールのオリ首相が訪中した際、ネパールとチベットを鉄道で結ぶことを依頼。18年には駐ネパールの中國大使館が、「中國は22年までにチベットのシガツェとネパールの首都カトマンズ間を結ぶ鉄道を完成させることを約束した」と発表していた。
記事によると、これを受けたインドは、オリ首相の訪印時に、カトマンズとインドのラクサウル間を鉄道で結ぶことを提案。しかし、インドの鉄道のレール幅は1676ミリなのに対し、中國のレール幅は1435ミリと規(guī)格が異なっている。
この點について、5日のロイター通信の報道によると、ネパールのインフラ交通相は「政府はインドに対して、建設する線路には中國規(guī)格のレールを使用するよう要求した。このレール規(guī)格は価格が安く、多くの國で採用されているからだ」「計畫中の鉄道建設は、この先6カ月以內に決定する。カトマンズを経由する東西線と、中國とを結ぶ北部線で、すでに中國規(guī)格のレールを採用することが決まっている」と述べた。
記事は、「中國とネパールを結ぶ鉄道計畫は、カトマンズとネパールの観光都市であるポカラや仏陀生誕の地であるルンビニとを結ぶ。この線路は、中國が提唱する一帯一路の一部となる」と伝えた。
また記事は、日本経済新聞が「レールが同じなら、中國とネパール両國の鉄道を容易に接続することができ、経済面で中國との関係が強化される。これは、中國と異なるレール規(guī)格を推し進め、ネパールへの影響力を強化しようとしているインドを刺激するものとなるだろう」と分析していたことも紹介した。(翻訳?編集/山中)
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