2013年2月18日、人民日?qǐng)?bào)（海外版）によると、日本を上回って世界第2の経済大國(guó)となった中國(guó)だが、その「世界の工場(chǎng)」としての優(yōu)位性は10年先も維持されているとの見(jiàn)通しを、中國(guó)のシンクタンク?中國(guó)社會(huì)科學(xué)院経済研究所の裴長(zhǎng)洪（ペイ?チャンホン）所長(zhǎng)が明らかにした。

【その他の寫真】

成長(zhǎng)著しかった10年前と比べると、現(xiàn)在の中國(guó)は労働力コストが4倍近くになり、コスト面での優(yōu)位性は失われつつある。製造業(yè)の一部は東南アジア諸國(guó)への移転あるいは先進(jìn)國(guó)の再工業(yè)化も進(jìn)んでおり、「世界投資報(bào)告2012」によれば2011年に東南アジアへ流入した海外直接投資は前年比26％増の1170億ドル（約11兆円）だったが、中國(guó)は8％増にとどまった。2000年には世界全體で販売されたナイキの靴の40％を中國(guó)が製造し、ベトナムは13％だったが、現(xiàn)在はベトナムが最大の製造國(guó)となっている。

しかし裴所長(zhǎng)は、中國(guó)は人的資源全體の數(shù)で絶対的な優(yōu)位性を維持しており、これに代わる存在は他にないと指摘した。また、労働力の質(zhì)の高さも絶えず向上しており経済競(jìng)爭(zhēng)における新たな優(yōu)位性を生み出しているとし、「世界の工場(chǎng)」たる中國(guó)は今後10年間も優(yōu)位性を保つと予測(cè)。特に中國(guó)中西部の労働力コストは一定期間にわたって東部沿岸地域よりも低い狀態(tài)が続くとの見(jiàn)通しを示したほか、新たな労働力を開拓する余地もあるとしている。（翻訳?編集/岡田）