2013年2月18日、全ての動(dòng)物のうち、人類は最も汗をかく動(dòng)物だ。米ハーバード大學(xué)と復(fù)旦大學(xué)がこのほど実施した共同研究の結(jié)果、東アジア人特有のある遺伝子変異を持つ人は、特に汗をかきやすいことが分かった。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

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研究者は東アジア人特有のEDAR370Aという遺伝子変異に注目。3萬(wàn)年ほど前に出現(xiàn)したこの変異が、東アジア人の汗腺と毛髪の密度、毛髪の太さ、歯の特徴などを変化させたことを発見(jiàn)した。この研究成果は今月14日に出版された米科學(xué)誌「セル」で筆頭論文として発表された。

同研究チームの汪思佳（ワン?スージア）教授によると、この遺伝子変異を持つ人は現(xiàn)在、中國(guó)漢民族の中で95％を占めるという。

復(fù)旦大學(xué)の研究チームが漢民族のボランティア2500人に対する調(diào)査を行った結(jié)果、この変異を持つ人は持たない人に比べて汗腺の密度が約15％高く、毛髪が太く、歯の形も異なることが分かった。ハーバード大學(xué)は動(dòng)物研究を通じ、この遺伝子変異が確かに汗腺と毛髪の発育に影響をもたらすことを証明した。

論文著者の1人、復(fù)旦大學(xué)現(xiàn)代人類學(xué)教育部重點(diǎn)実験室の金力（ジン?リー）主任は、「汗をかく能力の向上により、我々の祖先は高溫多濕の環(huán)境にうまく適応することができた。つまりこの遺伝子変異は新たな環(huán)境に適応するために生まれたものと言える。このような環(huán)境への適応性進(jìn)化はまさに、現(xiàn)代の人種差を生んだ重要なメカニズムの1つだ。今回の研究により、1つの遺伝子変異が身體の複數(shù)の特徴に影響をもたらすことがわかった。つまり、アジア人とその他の人種の違いも數(shù)少ない遺伝子変異によりもたらされている可能性がある」との見(jiàn)方を示した。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/SN?編集/內(nèi)山）