2018年後半から品不足狀態(tài)になった中國大陸の液晶ディスプレー用偏光板市場(chǎng)をめぐって、日本と臺(tái)灣のメーカーの爭(zhēng)いが激烈化している。中國メディアの參考消息が2019年3月16日付でSNSを通じて報(bào)じた。

偏光板は液晶ディスプレーに欠かせない部品だ。液晶ディスプレー製造に占める偏光板のコストは10％前後で、偏光板製造ビジネスは利益率が高いという。

中國大陸部では、液晶ディスプレーの製造量が増えるにつれ偏光板に対する需要も高まって、ここ數(shù)年は需給バランスが緊張するようになった。2018年後半には品不足が鮮明になり、価格も上昇した。臺(tái)灣メーカーの誠美材料は最近になり、大陸の液晶ディスプレー製造業(yè)者に対する偏光板の出荷価格を5％～10％引き上げた。それでも大陸での品不足は続いており、再値上げの可能性もあるという。

目下のところ、偏光板の製造能力が最も高いのは日本の日東電工、住友化學(xué)、韓國のLG化學(xué)の3社で、それに次ぐのが韓國の三星SDI、臺(tái)灣の誠美材料、明基材料の3社だ。

うち、臺(tái)灣の誠美材料と明基材料は価格競(jìng)爭(zhēng)力と地理上の優(yōu)位さを生かして、大陸において日本の日東電工と住友化學(xué)に取って代わろうとしている。

大陸側(cè)の偏光板製造も盛んになり、三利譜、盛波光電が「競(jìng)爭(zhēng)に參加」する可能性が出ているという。

2017における中國大陸の偏光板市場(chǎng)規(guī)模は150億元だったが、2021年には300億元（約5000億円）にまで拡大するとみられている。（翻訳?編集/如月隼人）