2019年3月16日、中國メディアの參考消息網(wǎng)によると、仏紙ル?モンド（電子版）は14日、「中國は21年からの納入が予定されている國産大型旅客機(jī)C919がボーイングとエアバスへの依存を減らすと期待している」と報じた。

ル?モンドの記事はまず、エチオピア航空が運(yùn)航する米ボーイングの新小型旅客機(jī)737MAX8が10日墜落し、乗客乗員157人全員が死亡したことを受け、中國が世界に先駆けて同型機(jī)の運(yùn)航停止を発表したことを紹介。「中國の決定は米國企業(yè)にとって大きな打撃だ。中國の各航空會社はボーイング737MAX8の主要顧客であり、ボーイングは中國の各航空會社にすでに76機(jī)を納入し、さらに104機(jī)を受注している」とし、「これは同時に、中國は國産旅客機(jī)の開発に努力しているものの、中國の航空會社が依然として中長距離旅客機(jī)においてボーイングとエアバスの獨(dú)占に依存していることを明らかにした」と指摘した。

記事は続けて、C919について「座席數(shù)168席、最大航続距離5500キロに設(shè)計されているこのメード?イン?チャイナの中距離旅客機(jī)は、エアバスA320とボーイング737と競合することになる」とし、「中國は22年から24年の間に世界最大の民用航空市場になるとみられている。C919プロジェクトは中國の技術(shù)的臺頭の象徴だ」「現(xiàn)時點(diǎn)で、C919の國內(nèi)外の顧客は28社、受注総數(shù)は815機(jī)に上る」などと紹介した。

記事はさらに、「C919は、中國の野心における第一歩にすぎない」とし、「中國の航空業(yè)界における次のステップは、コアテクノロジー全體の掌握だ。中國はこの目標(biāo)達(dá)成に向けて少しも惜しまない。中國は16年、C919向けの100％國産エンジンを開発するため、業(yè)界の複數(shù)の會社と研究機(jī)関を結(jié)集し、中國航空発動機(jī)集団を設(shè)立した」と伝えた。（翻訳?編集/柳川）