20日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権で復(fù)帰する羽生結(jié)弦に対し、中國國営メディアの記者がした質(zhì)問が注目を集めている。

羽生は19日の公式練習(xí)後に宇野昌磨、田中刑事と共に會(huì)見に臨んだ。各メディアの記者から羽生に対して今大會(huì)への意気込みやコンディションを訪ねる質(zhì)問が相次ぐ中、新華社の記者は「（羽生は）2度の五輪でチャンピオンになっていますが、2022年の北京冬季五輪に出場するおつもりはありますか？」と英語で質(zhì)問した。

これに対して、羽生は「今はまだ次の五輪のことは考えられません。今大會(huì)に集中しなければならないので。申し訳ありませんが、この大會(huì)以外のことについては何もコメントできません。この大會(huì)でベストを盡くします」と英語で回答した。

このやり取りが中國版ツイッター?微博（ウェイボー）の羽生のファンアカウントで転載されると、ネットユーザーからは「新華社の記者の質(zhì)問が…」「新華社はせっかくの質(zhì)問のチャンスを無駄にしたな」「はっはっは、新華社よ。その質(zhì)問の答えはもう知ってるんだよ」「羽生はこれまで何度も同じ質(zhì)問を受け、同じように答えているのに」「うちの國の記者は2022年について聞くのが好きだなあ」など、記者へのツッコミが相次いだ。

一方で、「新華社の記者の質(zhì)問は問題ないと思う。一般の人が知りたいことという角度からであれば、私も同じことを聞いたと思う」「次の五輪のホスト國の期待を表した良い質(zhì)問。（羽生が）答えるのも難しくないしね」「他の記者はみんなけがについてのことや、準(zhǔn)備についてのことを質(zhì)問している。新華社の記者がほかの質(zhì)問をしたっていいだろう。この質(zhì)問の答えは分かっているけど、時(shí)間が変われば人の考え方は変わるものだし、羽生に悪い影響を與える質(zhì)問でもないんだから」とフォローするコメントも寄せられている。

このほか、端の席に座っていた羽生が會(huì)見終了後に宇野や田中の椅子まで丁寧に直し、記者に何度もお辭儀をしながら會(huì)場を後にしたことについて、「帰る時(shí)、椅子をきちんとしまっているのが偉い」「本當(dāng)に禮儀正しいなあ」などとたたえるコメントも寄せられている。（北田）