2013年2月21日、人民日?qǐng)?bào)は環(huán)球時(shí)報(bào)が中國(guó)と米國(guó)のサイバー攻撃に関して述べた社説を掲載した。

【その他の寫(xiě)真】

米ネットセキュリティー會(huì)社マンディアントは先日発表した報(bào)告で、中國(guó)のハッカー組織が米國(guó)のネットに対する攻撃を行った具體的な証拠を押さえ、上海市周辺から攻撃が行われたことも突き止めたと表明した。報(bào)告はこうしたサイバー攻撃を背後で組織しているのは中國(guó)軍當(dāng)局の秘密組織だと結(jié)論づけている。西側(cè)メディアはこうした告発を大いに持ち上げ、いわゆる中國(guó)の「サイバースパイ活動(dòng)」に対する新たな言論攻撃を先導(dǎo)している。

西側(cè)が中國(guó)政府と中國(guó)軍當(dāng)局をサイバー攻撃の背後の支持者として描いてからすでに久しい。中國(guó)政府は再三反駁しているが、西側(cè)はこの世論戦の中で絶対的な優(yōu)勢(shì)を占めており、彼らの非難には政府提供の「情報(bào)」もあれば、民間組織が被害者の立場(chǎng)で発したものも數(shù)多くある。米國(guó)は上から下まで中國(guó)ハッカーの害を深くこうむっているという感じを與えるもので、多くの話(huà)はいかにもまことしやかであり、西側(cè)の市民は思わず信じずにはいられない。

中國(guó)側(cè)の対応の中心は政府側(cè)の聲明だ。西側(cè)は告発に様々な手管を使っているが、中國(guó)側(cè)の否定は最も基本的な事実と姿勢(shì)の表明のみで、おおむね同じ言葉を何度も繰り返すだけだ。

中國(guó)も自國(guó)の數(shù)多くの機(jī)関が本土外からサイバー攻撃を受けたとの報(bào)告を発表し、その最大の攻撃元は米國(guó)だとも指摘している。中國(guó)と西側(cè)のハッカーの全體的な技術(shù)格差から見(jiàn)て、中國(guó)側(cè)の報(bào)告は大きな信頼性を備える。

だが中國(guó)側(cè)の報(bào)告は明らかに孤立している。中國(guó)社會(huì)では通常、本土外からのサイバー攻撃に対して公の告発を行うことは極めてまれだ。中國(guó)內(nèi)部では本土外からのサイバー攻撃によって一部政府機(jī)関から秘密が漏えいした事件が報(bào)告されたことがあり、このために幹部が行政処分を受けた。だがこうした具體的事例はほぼ1件も報(bào)道されない。われわれは報(bào)告一本だけで、中國(guó)こそがサイバー攻撃の真の被害國(guó)であることを証明するこうした豊富な資料をみな遮ってしまっている。

中國(guó)はサイバー空間で損をしているだけでなく、世論の世界でもさらに損をしている。中國(guó)は標(biāo)準(zhǔn)的なお役所言葉と數(shù)字を用いて「中國(guó)」の被害を語(yǔ)るが、西側(cè)は1つ1つのニュースによって具體的な人や機(jī)関の被害を語(yǔ)る。中國(guó)では表に出て來(lái)て否定や告発をするのはいつまでたっても政府側(cè)の報(bào)道官だが、西側(cè)では告発を行うのは事件の中心の「主人公」だ。後者の強(qiáng)い怒りと叫びの感染力は、前者ではどうしても生じえないものだ。

インターネットは一面カオスの「世の中」であり、偽善と詭計(jì)が橫行している。國(guó)家の力が潛入しても、多くの場(chǎng)合市民には見(jiàn)分けられない。米國(guó)は余りにも弁が立つ。中國(guó)の話(huà)術(shù)ではかぶとを脫ぐほかない。中米間のネット上の情報(bào)戦の詳細(xì)をわれわれは知らない。ただ中國(guó)人として「中國(guó)がインターネット上で大挙進(jìn)攻し、しきりに収穫をおさめる一方で、米國(guó)は英語(yǔ)に熟達(dá)していない中國(guó)人ハッカーによって再起不能なほどの敗北を喫しているというのは、中米両國(guó)のネットパワーの常識(shí)に合致しない」ということを強(qiáng)く直感している。

われわれには、米國(guó)およびその主要同盟國(guó)が中國(guó)人ハッカーの脅威を再三煽り立てる真の意図に疑念を呈すだけの十分な理由がある。日米などはサイバー部隊(duì)の創(chuàng)設(shè)に大きな関心を示し続けているが、彼らがサイバー部隊(duì)を手がけるには肝心な時(shí)に世論の後押しが必要だ。特に米情報(bào)當(dāng)局と「具體的被害者」の完璧な連攜は実にうさんくさく、米國(guó)がこれまである種の脅威を誇張した際、往々にして國(guó)防上の具體的な胸算用があったことと驚くほど似ている。

世論戦において中國(guó)は全く米國(guó)のライバルではない。中國(guó)の軍民各部門(mén)は事が起きると穏便にすまそうとする傾向があり、たとえ損をしても我慢できることは我慢し、面倒が大きくならないようにする。中國(guó)が米國(guó)との闘爭(zhēng)においてたとえ筋が通っていても「気迫が十分でない」ように見(jiàn)える根本的原因はここにある。

例えば米國(guó)は「中國(guó)人スパイ」をスクープし、捕まえ続けているが、李文和事件などは最終的に冤罪だったことが証明された。だが中國(guó)が米國(guó)人スパイを捕まえたことを自ら報(bào)道したことはほとんどない。こうした姿勢(shì)の違いが積み重なっていくことによる世論面の対中打撃は、われわれが政府による釈明を多少しても挽回できるものではない。

米マンディアント社の告発に対して、中國(guó)は権威ある技術(shù)機(jī)関の厳粛な報(bào)告の形でも反駁すべきだ。この他、長(zhǎng)期的対策として、米國(guó)のIPアドレスからサイバー攻撃を受けた機(jī)関や個(gè)人に対して、立ち上がってその事実を世界に語(yǔ)るよう後押しする必要もある。米國(guó)の対中世論攻撃は全方位的なものだ。中國(guó)の反撃にも社會(huì)全體の広範(fàn)な參與が不可欠だ。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/NA?編集/內(nèi)山）