2013年2月19日、中國の大學(xué)教授で作家の衛(wèi)金桂（ウェイ?ジングイ）氏は「軍國主義なのは北朝鮮であって、日本ではない」と題した記事を中國のブログサイト?鳳凰博報(bào)に掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

「日本軍國主義」は中國人にとって最もおなじみの言葉だ。日本が少しでも軍備拡張のそぶりを見せただけで、中國人はすぐに「軍國主義の復(fù)活を畫策している」と決めつける。しかし、本當(dāng)の軍國主義國家である北朝鮮に対しては婉曲的な表現(xiàn)を使い続けている。こうした姿勢がわれわれの神経を麻痺させているのだ。

軍國主義の根本的な特徴は、絶え間ない軍備増強(qiáng)と侵略行為にある。國家の政治、経済、軍事、文化、社會(huì)生活などすべてを軍事力に注ぎ込むというやり方は、30年代の日本を見れば明らかだ。しかし、戦後の日本は民主主義政治を貫き、経済立國の道を進(jìn)んだ。平和な日本人が再び結(jié)束して軍國主義の道を歩むとはとうてい考えられない。だが、北朝鮮では軍人が最も素晴らしい職業(yè)であり、敵対意識(shí)を植えつける教育を國民に施している。さらに、巨額の軍事費(fèi)を捻出するため、教育費(fèi)や醫(yī)療費(fèi)を犠牲にしている。こうした國こそが軍國主義國家なのだ。

軍國主義國家では國民が崇拝する人物が必要だ。第2次世界大戦時(shí)の日本は天皇だったが、今の北朝鮮では金（キム）一族だ。日本メディアが若者に行った調(diào)査では、「戦爭が起こった場合、國を守るために自分の命を捧げろと言われたらどうしますか」との問いに、否定的な答えが多數(shù)を占めた。だが、北朝鮮では金氏に「死ね」と命令された國民は死ぬしか道はない。

北朝鮮では數(shù)十年に及ぶ洗脳と政治的圧力の結(jié)果、「米帝國主義が北朝鮮を脅かしている」という強(qiáng)固な観念が國民全體に浸透している。北朝鮮でボランティア活動(dòng)を続けるネパール人醫(yī)師によると、手術(shù)を手がけた1000人を超す白內(nèi)障患者のうち、數(shù)十年ぶりに目が見えるようになったある患者は、まず最初に金親子の肖像畫の前でひざまずき、號(hào)泣しながら「米帝國主義を打ち負(fù)かし、將軍様の恩に必ず報(bào)いる」と誓ったという。

北朝鮮の悪辣な軍國主義は、第2次世界大戦時(shí)の日獨(dú)伊3國をはるかに上回っている。この怪物を中國が容認(rèn)してきたことから、事態(tài)はさらに悪化してしまった。北朝鮮の核の危機(jī)は、尖閣諸島をめぐる日中間の対立よりもはるかに深刻で、長期的、全面的な危険だといえるだろう。（翻訳?編集/本郷）