2013年2月19日、中國の評(píng)論家?黎明（リー?ミン）氏は「中國のスモッグ対策は日本に學(xué)べ」と題した記事を中國のブログサイト?鳳凰博報(bào)に掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

「北京のスモッグには危険な有機(jī)化合物が含まれている」―ここ両日、そんな言葉が新聞の紙面をにぎわせているが、こうしたニュースは初めてではない。2月3日の新華社報(bào)道によると、中國中東部に発生しているスモッグは1952年に発生したロンドンスモッグの汚染物質(zhì)と40?1950年代のロサンゼルス光化學(xué)スモッグの汚染物質(zhì)の混合體であることが分かった。これらの成分は自動(dòng)車や暖房、調(diào)理による排出物が50％以上を占めているという。

注意すべき點(diǎn)は、このニュースが10數(shù)日後に主要メディアによって再度伝えられたことだ。その理由として、最初の報(bào)道ではあまり大きく扱われなかったことや、春節(jié)（舊正月）期間にメディアが國民感情を考慮してマイナス報(bào)道を控えたこと、メディア自身が情報(bào)の重要性に再度注目したことが考えられる。

さらに、中國メディアは伝えていないが重要なのは、中國スモッグに対する日本の反応だ。日本の國民や専門家、メディアは中國の大気汚染について中國人よりも強(qiáng)い関心を抱いているようだ。環(huán)境省は中國の大気汚染が日本に及ぼす影響について「高度に警戒する」と表明。中國に最も近いとされる福岡県では、県內(nèi)10カ所に微粒子狀物質(zhì)PM2．5の測定局を設(shè)置した。九州大學(xué)の竹村俊彥準(zhǔn)教授は「日本での汚染濃度は中國の10分の1以下だが、注意しなくてよいということではない。呼吸器系や循環(huán)器系に問題のある人は外出を控えるべき」と話している。

大気汚染レベルが中國の10分の1もない日本がこれだけ心配しているのだから、中國はもっとおびえていなければならないはずだ。日本國民は汚染について厳しい目を持っている。過去に工業(yè)汚染を経験していることや、自然環(huán)境を守りたいと思う強(qiáng)い心が背景にあるからだ。日本経済は戦後急速に発展した。國民は豊かになったが、一方で公害も経験した。しかし、國が法律を作り、市民運(yùn)動(dòng)やメディアの協(xié)力を得て、民間訴訟で対抗するなど社會(huì)全體が力を合わせたことで、日本は環(huán)境汚染に打ち勝ったのだ。日本にできたことが、他人にできないことはない。日本よりも數(shù)倍努力し、さらに大きな代価を支払えば、われわれもきっと解決できるはずだ。（翻訳?編集/本郷）